• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

血清中酸化ストレスマーカーによる間質性肺疾患合併肺癌術後急性増悪予測能の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K08993
研究機関新潟大学

研究代表者

小池 輝元  新潟大学, 医歯学系, 講師 (90635723)

研究分担者 後藤 達哉  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20899512)
土田 正則  新潟大学, 医歯学系, 教授 (60293221)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード間質性肺疾患 / 急性増悪 / 肺癌 / 酸化ストレス / 手術
研究実績の概要

本研究は,血清中酸化ストレスマーカーの既存の間質性肺疾患や手術侵襲に伴う周術期の濃度上昇やその経時的変化が,間質性肺疾患合併肺癌における間質性肺疾患術後急性増悪発症を予測する因子となりうるかを検討する.対象患者:治療的肺切除を実施予定である間質性肺疾患合併肺癌または肺癌疑い患者.①主要評価項目: 周術期の酸化ストレスマーカーである血清中d-ROMs,BAP濃,その経時的変化と手術後間質性肺疾患急性増悪発症との関連,②副次評価項目: 酸化ストレス耐性に関連する転写因子であるHypoxia inducible factor-1α(HIF-1α)の切除肺組織中でのタンパク発現
研究計画:令和4年度 プロトコール作成,症例登録,d-ROMs,BAP測定,HIF-1α免疫組織化学染色,HIF-1αタンパク定量
令和4年度実績
①プロトコール作成:「血清酸化ストレスマーカーによる間質性肺疾患合併肺癌に対する肺切除後急性増悪予測能に関する研究」としてプロトコールを作成し新潟大学倫理委員会に申請した.当倫理委員会の審査を経て,2023年4月5日Ver.1.1が承認された(承認番号:2022-0302).また,UMIN-CTRに「血清酸化ストレスマーカーによる間質性肺疾患合併肺癌に対する肺切除後急性増悪予測能に関する研究」として登録を行った(UMIN試験ID:UMIN000050816).
②情報収集:呼吸機器外科関連の国内学会に参加し,間質性肺疾患合併肺癌に対する手術やその急性増悪に関する情報収集を行った.
③実験環境整備:験室を整備し,必要物品の整備状況,プロトコールに伴う測定作業の具体的な実施方法について共同研究者とも確認作業を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究計画:
令和4-6年度 プロトコール作成,症例登録,d-ROMs,BAP測定,HIF-1α免疫組織化学染色,
HIF-1αタンパク定量

研究計画では令和4年度中にプロトコール作成し症例登録,各種測定実験を行う予定であったが,プロトコール作成,新潟大学倫理委員会における承認までに予想よりも時間を要したため,実際の症例登録や測定実験までは至らなかった.

今後の研究の推進方策

プロトコールが施設倫理委員会に承認されたため,今後は症例登録を行う.血清中の酸化ストレスマーカー測定については各症例の入院中,初回外来採血時の検体で速やかに測定を実施し,データを登録する.肺組織標本を用いた各種タンパク測定については,間質性肺疾患術後急性増悪例が発症した時点で測定を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

研究計画では令和4年度中に測定実験を開始する予定であったが,プロトコール作成,倫理委員会での承認に想定より時間を要し,令和4年度に測定実験を開始できなかった.したがって,各種測定用試薬の購入を行わず,購入用代金を令和5年度以降に繰り越したため.

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi