研究課題/領域番号 |
22K09072
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
杉田 道子 熊本大学, 病院, 特任教授 (70305019)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 妊娠糖尿病 |
研究実績の概要 |
1.多因子からなる妊娠糖尿病モデルマウスを作成する予備実験を遂行中である。その後、糖脂質代謝プロファイルをin vivoにて確認する予定 C57BL6マウスをmating させ妊娠確認後 、①STZ 40 mg/kg 腹腔内投与 ②STZ 20mg/kg 腹腔内投与+High Fat Diet ③shamの3群を作成し、各群、14日後、出産直後、6週間後に血液サンプル採取、インスリン抵抗性を評価し、モデルマウスの糖尿病発現を確認する。
2.摘出大動脈等尺性張力測定の予備実験を遂行中である。 フェニレフリン用量依存反応、アセチルコリンによる内皮依存性血管弛緩反応用量依存を観察し、血管内皮細胞機能を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験施設の移転や資金取得できなかったなどで、実験系が一時中断していた。そのため機器の再整備や予備実験に費やす時間が必要であった。実験計画書に基づくタイムスケジュールには遅れが生じているが今後、取り戻せると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
1.妊娠糖尿病モデルマウスを作成し、糖脂質代謝プロファイルをin vivoにて確認する:C57BL6マウスをmating させ妊娠確認後①STZ 40 mg/kg 腹腔内投与 ②STZ 20mg/kg 腹腔内投与+High Fat Diet ③shamの3群を作成し、各群、14日後、出産直後、6週間後に血液サンプル採取、インスリン抵抗性の評価を行う。
2.モデル動物から摘出した血管(大動脈、子宮動脈)から血管内皮障害関連シグナルをwestern blot法、免疫染色法、等尺性張力測定による血管収縮弛緩反応を用いて検討: 妊娠糖尿病マウスを14日後、出産直後、6週間後に麻酔、瀉血後、上下行大動脈、子宮動脈を採取、一部は血管内皮細胞を単離、蛋白を抽出し、Western blot法に用いる。また一部は等尺性張力測定に用いるためクレブス液に保存、また一部は摘出後速やかにOCTコンパウンンド内で液体窒素にて冷却し凍結切片を作成する。大動脈、子宮動脈より抽出、定量された3群(STZ群、STZ+HFD群、sham群)各摘出時期のタンパクサンプルを用い、特異的抗体を用いたWestern blot法にて定量を行う。凍結切片においてVCAM-1、スーパーオキサイド産生、Nitrotyrosineの発現を観察する。摘出大動脈等尺性張力測定によりフェニレフリン用量依存反応、アセチルコリンによる内皮依存性血管弛緩反応用量依存を観察し、血管内皮細胞機能を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験に遅れが生じているため。
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