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2023 年度 実施状況報告書

レミマゾラムの抗酸化作用に関する基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K09073
研究機関大分大学

研究代表者

徳丸 治  大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (40360151)

研究分担者 北野 敬明  大分大学, 医学部, 教授 (20211196)
松本 重清  大分大学, 医学部, 准教授 (90274761)
新宮 千尋  大分大学, 医学部, 准教授 (30295191)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードレミマゾラム / 抗酸化作用 / フリーラジカル / ラジカル消去作用 / 電子スピン共鳴
研究実績の概要

本課題の初年度である令和4年度の年度初めに,レミマゾラムの原末の譲渡を,ムンディファーマ株式会社に依頼した。同社を介して製造元のPAION社との調整に時間を要し,令和5年2月にようやく原末提供が承認された。その後,同社と大分大学との間でMaterial Transfer Agreementが締結された。その結果,令和5年3月30日に,無事に原末200 mgの提供を受けることができた。令和5年度には,原末を用いた実験を開始する予定であったが,実験の主要機材である電子スピン共鳴分光器の学内での移動とその後の調整に伴う数ヶ月の稼働停止に加えて,実験補助者の退職,他の事業の業務過多など,諸事情が重なったため,令和5年度は実質的な実験をほとんど実施することができなかった。そのため,本課題に関しては,情報収集のための関連学会への参加を行うに留まった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

レミマゾラムの原末の入手の手続きにほぼ1年を要した上,令和5年度には諸般の事情によりほとんど実験を進めることができなかった。このため,課題の進捗は遅れていると自己評価する。

今後の研究の推進方策

令和6年度は,入手したレミマゾラムの原末を用いて,当初計画した9種類のフリーラジカルに対する直接的消去作用の評価を行う。すでに学部学生に対する実験指導を開始しており,令和6年度中に当初予定した実験を全て実施し,令和6年度末には進捗の遅れを取り戻すことができる見込みである。

次年度使用額が生じた理由

令和5年度はほとんど実験を進めることができなかったため,消耗品の購入が少なく,加えて旅費や謝金の出費が少なかったため使用額が少なかった。最終年度である次年度は,実験を進めるための消耗品購入と,研究成果の発表のための旅費,論文投稿のための英文校正費や投稿料など,当初予定していた事業を進めるための必要経費を支出する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] The dose-response relationships of the direct scavenging activity of amide-based local anesthetics against multiple free radicals2023

    • 著者名/発表者名
      Sato Yukiko、Matsumoto Shigekiyo、Ogata Kazue、Bacal Kira、Nakatake Misato、Kitano Takaaki、Tokumaru Osamu
    • 雑誌名

      Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition

      巻: 73 ページ: 16~23

    • DOI

      10.3164/jcbn.22-131

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] アミド型局所麻酔薬のフリーラジカル消去活性の評価2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤祐貴子,松本重清,尾方和枝,中武聖,栗林由英,北野敬明,徳丸治
    • 学会等名
      第76回日本酸化ストレス学会学術集会
  • [学会発表] Antioxidative activity of a novel antioxidant "Substance X" as a direct free radical scavenger2023

    • 著者名/発表者名
      Tokumaru O, Higuchi A, Kawashima T, Ogata K, Ueno K, Miyamoto S
    • 学会等名
      第97回日本薬理学会年会

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公開日: 2024-12-25  

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