研究課題/領域番号 |
22K09088
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 麻衣子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (20516637)
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研究分担者 |
内田 寛治 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60302709)
奥野 浩行 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (80272417)
住谷 昌彦 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80420420)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 敗血症 / 認知機能 / インターフェロン |
研究実績の概要 |
7-9週齢マウスをもちいて、敗血症モデル(cecal ligation puncture)と開腹モデル(laparotomy)を作成し、手術当日と手術1日後にIFN-beta(700U/g)もしくはvehicleを投与した。また、モデル作成時にBrdU (50microg/g, i.p.)を同時投与した。生存率や体重変化を術後7日目まで追跡するとともに、術前、術後7日目、28日目にスクロース嗜好性試験を実施した。術後3日目、術後28日目に免疫組織化学染色のため、脳組織を単離した。 開腹モデルと比較して、敗血症モデルにおける体重減少は顕著であったが、IFN-beta投与の影響は、現時点ではみられていない。またスクロース嗜好性実験の評価においても、さらなる追加実験が必要である。 血液脳関門の透過性を検証するため、2% evans blue (3mg/kg)を静脈投与したが、脳由来抽出液の吸光度を測定できるevans blueの投与量調節が今後必要である。老齢マウスをもちいた解析は、未実施である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
免疫組織染色に必要な抗体の入手が遅れたため、免疫組織化学染色は未実施である。またPCRに必要な脳組織の単離は未実施である。
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今後の研究の推進方策 |
開腹モデル作成ではミクログリアのプライミングを目的として、開腹5日前にLPS 20microg/kg(Escherichia Coli)を腹腔内投与する(two-hit model)。 敗血症モデル作成後の神経新生やミクログリアの局在を検証するため、開腹/CLPモデル作成3、7、30日後に脳を摘出し、免疫組織染色によって評価する。25μm間隔の切片を作成し、whole brain3D画像を取得することにより空間的にマッピングする予定である。
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