研究課題/領域番号 |
22K09142
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
松岡 綾華 佐賀大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20926167)
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研究分担者 |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (00294942)
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
藤原 紳祐 独立行政法人国立病院機構嬉野医療センター(臨床研究部), 医局, 救急センター長 (10416563)
小網 博之 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10465354)
阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 教授 (60467892)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | せん妄 / 重症患者 / ICU / オレキシン受容体拮抗薬 / 睡眠 |
研究実績の概要 |
準備研究として、外傷を含む救命救急センターの入院患者を対象に、せん妄の発症率や睡眠薬によるせん妄予防効果、せん妄持続期間の検証を行った。これらの研究は論文として発表を行い、外傷を含む重症患者のせん妄にはオレキシン受容体拮抗薬が予防または治療効果を発揮する可能性を明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今後、外傷患者のせん妄予測モデルの外部検証は他機関でのデータ収集に遅れがあり、まだ実施途中である。 その代わりに、ICUせん妄予防や治療に対する有効な介入を探索する研究は後ろ向きの観察研究で知見を得ており、今後は前向き研究を計画中である。
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今後の研究の推進方策 |
外傷を含む重症患者に対してオレキシン受容体拮抗薬による睡眠管理がせん妄の予防や治療につながる可能性が後方視的観察研究で示唆された。 今後はRCTなどの前向き試験を計画中であり、これを実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画中の前向き研究のは特定臨床研究となる予定である。研究構想段階で、研究デザインの練り上げに時間を要している。より遂行性の高い研究とするために、研究デザインを洗練する必要があり、当初の計画よりも遅れを生じている。
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