研究課題/領域番号 |
22K09212
|
研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
宇田 武弘 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70382116)
|
研究分担者 |
九鬼 一郎 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 医長 (20602361)
佐久間 悟 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (80570605)
森本 笑子 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (90815391)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | てんかん外科 / てんかん性スパズム / 手術効果 |
研究実績の概要 |
半球間コヒーレンス値は、頭皮脳波電極の左右対称の電極間で算出することとし、周波数帯域をデルタ帯域、シータ帯域、アルファ帯域、ベータ帯域、ガンマ帯域にわけてコヒーレンス値を算出した。まず、てんかん患者と健常群の半球間コヒーレンス値の比較を集団解析で行った。結果として、てんかん患者においては、半球間コヒーレンス値が健常群に比べて低いことがわかった。ついで、難治性全般てんかんの患者を対象として、脳梁離断術の前後で、半球間コヒーレンス値が変化するかどうかを集団解析した。手術の前後でコヒーレンス値は低下することがわかった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究成果を主要学会での発表(てんかん外科学会など)、論文作成につなげることができているため。
|
今後の研究の推進方策 |
術前の半球間コヒーレンス値から、てんかんの手術予後予測のモデルを作成する予定である。また、その他の指標(病型、脳波所見、MRI所見など)から、より精度の高い手術予後予測モデルの作成を試みる予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、データ処理と統計解析、論文発表の準備に当てたため。 来年度、ソフトウエアの開発や論文作成費用、発表費用などに使用する見込み
|