研究課題/領域番号 |
22K09325
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
乾 洋 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (60583119)
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研究分担者 |
山神 良太 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00722191)
冨田 哲也 森ノ宮医療大学, 保健医療学研究科, 教授 (30283766)
田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50282661)
河野 賢一 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50898286)
武冨 修治 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70570018)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 膝関節キネマティクス / 人工知能 / 画像検査 / 予測システム |
研究実績の概要 |
本研究は画像検査と膝関節解析データを基に、画像と動態解析データをリンクさせるべく人工知能を用いて機械学習を行い、得られたアルゴリズムを用いて画像検査、情報からキネマティクスの予測を行うことが目的である。 初年度と今年度は膝キネマティクスデータの蓄積に注力した。前十字靱帯損傷、変形性膝関節症、人工関節膝の三次元動態撮影ならびに動態解析を進め、年間約180膝の動態撮影を行い、解析も平行して行っている。同時に、画像情報(X線、CT、MRI)を収集し、画像情報と膝動態解析データの紐づけを行い、データベースの作成を行っている。現在、機械学習のプログラム作成に取り掛かっている段階であり、人工知能を用いた機械学習を行う段階には至っていない。今後は機械学習を行うプログラムを完成させ、機械学習を行い、最終的なキネマティクス予測を行うためのアルゴリズム作成に着手する予定である。 また、前十字靱帯損傷膝、変形性関節症ならびに人工関節膝の解析データについては、積極的に学会発表ならびに学術誌に投稿を行い、膝関節動態解析データとして発表を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
三次元膝関節キネマティクスデータならびに画像情報(X線、CT、MRI)の蓄積は行うことができているが、機械学習のプログラムの作成中であり、予定よりもやや遅れていると考えられるため。
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今後の研究の推進方策 |
三次元膝関節キネマティクスデータならびに画像情報(X線、CT、MRI)の蓄積は行えているが、人工知能を用いた機械学習までには至っていない。今後は実際にプログラムを作成し、機械学習を行い、画像情報からキネマティクス予測を行うアルゴリズムを作成し、最終的なキネマティクス予測に繋げていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
若干の残額が生じたが、おおむね計画通りであり、次年度の解析等に使用する予定である。
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