研究課題/領域番号 |
22K09497
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
加藤 真史 名古屋大学, 医学系研究科, 客員研究者 (10362229)
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研究分担者 |
山本 陽一朗 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, チームリーダー (00573247)
都築 豊徳 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70627645)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 転移性前立腺癌 / 遺伝子変異 / AI |
研究実績の概要 |
先行研究「前立腺癌遺伝子変異を予測する新規病理学的スクリーニング法の開発」では病理学的予後不良因子であるIntraductal carcinoma of the prostate (IDC-P)と前立腺癌遺伝子変異との相関関係を検討する研究の解析を終え、現在論文を投稿中である。ここでは本邦ではいまだ保険未承認であり実地の医療では解析不能であるmHSPC(ホルモン未治療転移性前立腺癌)の前立腺生検標本をNGS(次世代シークエンサー)として遺伝子パネル検査により108遺伝子についての変異解析を行いこれらはすでに検査が終了しそのデータを取得後データーベース化が終了している。現在愛知医科大学を中央として一括申請による、倫理委員会の計画修正進行中であり、倫理審査終了しだい検体送付段階にある。前立腺生検HE標本の未染標本は先行研究ですでに作製完了済の状態にあり、名古屋大学から愛知医科大学へ移送のうえバーチャルスライド化の準備は終了している。倫理審査終了後すぐに遺伝子変異解析結果および生検HE標本を理化学研究所AIP (革新知能総合研究センター)に送りスーパーコンピューターRAIDENを用いたAIによる教師無し学習により、癌の病理学的特徴と遺伝子異常の関連づけ解析を開始、転移性前立腺癌のHE標本から得られる病理情報を元に、AIにより前立腺癌組織中の遺伝子変異が予測可能な病理学的因子を導き出す予定。本研究により病理情報による補助診断で遺伝子変異が予測可能となり治療選択に繋げるのみならず、無効な遺伝子検査を回避することが実現可能となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
先行研究の解析および論文作成が終了しており、バーチャルスライド化の準備は終了、倫理委員会の承認えられしだいAIによる解析研究へ移行できるため、今年度内での研究終了は可能であると予想している。
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今後の研究の推進方策 |
未染スライドを用いたバーチャルスライド化の準備としてHE標本を作製は終了。倫理委員会承認得られしだい、遺伝子変異解析結果および生検HE標本を理化学研究所AIP (革新知能総合研究センター)に送りスーパーコンピューターRAIDENを用いたAIによる教師無し学習により、癌の病理学的特徴と遺伝子異常の関連づけを解析予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
先行研究の遅れから、予定より遅延しているものの検体はすべて準備完了しており本年度中に研究を完了可能であると判断しており、残りの研究費を次年度に使用予定となった。
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