今後の研究の推進方策 |
当初計画に従って(1)、(2)の実験を行う。さらに常在細菌叢がNF-κB, CREB, AP-1などの発現に関与していることが示唆されたことから、新たに(3)の実験系を加える。 (1)CMV再活性化がどの時期(妊娠初期、中期、後期、出産後)に起こるのかをリアルタイムPCR法によって調べる。 (2)除菌群、dysbiosis群、対照群の腸内細菌叢を16s rRNA配列データで解析し、比較することによってMCMV再活性化に関与する微生物群を推定する。その微生物群が発現するタンパクや酪酸・エストロゲンの関与をCMV潜伏感染細胞を用いて調べる(CMV潜伏THP-1細胞に感染させ、CMV再活性化の有無を観察する)。 (3)NF-κB, CREB, AP-1などの転写因子の妊娠、出産時の動態をリアルタイムPCR法によって調べる。
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