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2023 年度 実施状況報告書

がん微小環境特異的コンディショナルゲノム編集による新規がん免疫療法の樹立

研究課題

研究課題/領域番号 22K09565
研究機関秋田大学

研究代表者

牧野 健一  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (20714330)

研究分担者 清水 大  秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (60400503) [辞退]
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードiPS細胞 / コンディショナルゲノム編集 / がん免疫療法
研究実績の概要

タモキシフェン誘導CreリコンビナーゼのCreERT2のタモキシフェン結合部位をTGF-βシグナル下流のSmad結合配列であるSBEと置換したコンストラクトの作製に時間を要し、目的のコンストラクトのクローニングにはまだ成功してない。同時並行して、ヒトiPS細胞からT細胞の誘導を進めている。ナイーブT細胞様の細胞の誘導には成功しているが、TCR発現量が十分でない点、抗腫瘍効果を主として担うCD8陽性細胞よりもCD4陽性細胞が多く誘導されてくる点など、さらに誘導法の編集していく必要がある。NK細胞は問題なく誘導できており、以降の実験に使用可能な状態にある。
今後は、上記癌微小環境下でのコンディショナルゲノム編集に必要なコンストラクトの作製に注力する。作製の外部への発注も模索しつつ、研究の進行の促進を図る。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コンディショナルゲノム編集コンストラクトの作製に難渋している。改善しうる点を細かく修正して取り組んでいるが、成功に至っていない。同時に、T細胞・NK細胞をiPS細胞から誘導する方法も検証しており、NK細胞の誘導は問題なくできているが、T細胞の誘導には、さらに方法の修正追加が必要である。

今後の研究の推進方策

マンパワーの不足が遅れの主要因であることから、大学院生や技術補佐員の助力を得て進めていく。必要なクローニングについては、外部発注による作製も模索していく。

次年度使用額が生じた理由

研究の遅延により次年度使用額が生じている。今後in vivo実験へと進んだ際に必要となるマウス購入費用や、クローニングの外部発注の際の費用として使用する予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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