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2022 年度 実施状況報告書

神経変性から生殖を紐解く

研究課題

研究課題/領域番号 22K09653
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

高橋 則行  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究技術員 (80267450)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード神経特異分子 / 卵成熟 / 卵変性 / 生殖行動
研究実績の概要

動物の購入および動物実験やサンプル処理において若干の不備があり思うように研究が進まなかった反面、時間の有効活用のために研究目的・実施計画を精査し論文中の骨子となる部分を練り上げ、想定しうる様々な結果を考慮しそのどれにも対応できる範囲まで執筆を進めた。また、不慮の遅延をも避けるべく購入可能な物品については先んじて用意を進めた。特に雌ラットにおいて、以下の知見を得ている。
・IDPN曝露による神経毒性は永続的に、生殖腺毒性は一過性に見られる。
・運動障害が生殖行動に及ぼす直接的影響はほぼない。
・妊娠中曝露で堕胎するが、後の妊娠・出産には影響しない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

書類上の問題で動物実験に伴うその購入が遅れてしまったのと、切片作成のシステム変更・その対応のための調整に手間取り研究が若干遅延しているが、前倒しで進められる部分(論文作成など)については進展しており、計画についても残りの期間で滞りなく全体を遂行することは可能である範囲に留めている。

今後の研究の推進方策

当初掲げた計画に従って研究を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

概要および進捗状況に記載のとおり、初年度計画が若干遅延し次年度使用額が生じた。次年度以降に研究目的を達成すべく掲げた計画を特に年度を分けることなく完遂すべく使用していく。具体的には、1)神経特異分子の卵巣での発現・局在を明らかにし、2)神経変性・卵変性・卵成熟の間の差異を明確にし、3)本研究で対象とする神経特異分子およびその関連分子(制御因子)などが特に生殖行動に及ぼす影響を調べていく。

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公開日: 2023-12-25  

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