• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

頭頸部癌CRT後の遅発性嚥下障害発症の要因分析とその予防・軽減策の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K09707
研究機関高知大学

研究代表者

弘瀬 かほり  高知大学, 医学部附属病院, 特任講師 (20527709)

研究分担者 兵頭 政光  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00181123)
中平 真矢  高知大学, 医学部附属病院, 言語聴覚士 (10748817)
松本 宗一  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (50633997)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード嚥下障害 / 頭頸部癌 / 放射線治療 / 放射線化学療法
研究実績の概要

研究実績
1)症例の嚥下機能の評価およびデータ収集のために高知大学医学部倫理委員会への提出書類の作成をおこなった
2)本研究の目的およびである、頭頸部癌初回治療としての放射線治療(RT)・放射線化学療法(CRT)症例の嚥下機能評価は、COVID19 感染対策もあり困難を極めた。
3)後方視的評価も含め、データ収集を行った。令和3年度から令和5年度に高知大学医学部附属病院耳鼻咽喉科でRTあるいはCRTを初回治療として行った頭頸部癌は計52例 (上咽頭8例 中咽頭20例 下咽頭11例 喉頭13例)でRT単独16例 CRT36例であった。診療録などの確認では、いずれの症例も、治療による急性期粘膜障害をきたしており、症例によって食事形態調整や一時的に経管栄養を併用したものもあった。治療後半年を経過して嚥下障害をきたしたものは晩期障害と考えられ、5例認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナ感染症が2023年5月より5類感染症に移行したものの、以前として感染者は多く、医療機関内でも厳重な感染対策が求められた。医療に必要な検査や治療は行っていたが、全身管理を優先としたため、嚥下機能評価が十分に行えない場合もあったため、やや遅れているが、おおむね計画通りである。

今後の研究の推進方策

1)令和3年度以前に対象を広げ症例の後方視的データ分析とともに、2024年度症例では臨床で必要とされる嚥下機能評価を行いながら、検討を行う。
2)高知大学医学部倫理委員会に研究内容変更について申請を行う。

次年度使用額が生じた理由

COVID19感染対策のため、嚥下機能評価施行に制限があり、対象症例数が少なかったため、次年度使用額が生じた。今後症例数を増やしデータ解析を行い、成果の学会発表および論文作成をすすめる。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi