研究課題/領域番号 |
22K09795
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
石龍 鉄樹 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00216540)
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研究分担者 |
菅野 幸紀 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40644828)
板垣 可奈子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80644830)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | パキコロイド / 加齢黄斑変性 / 脈絡膜形状解析 |
研究実績の概要 |
研究は、アジア人に多いパキコロイド疾患の発症メカニズムの解明を目的として計画した。解明の目的で、光干渉断層計(OCT)、OCT血管撮影画像から3次元モデルを作成、数量化し、眼内サイトカインと比較するすることとした。対象は、AMD患者(PNV、PCV、tAMD 計100名)並びに、OCTで画像取得が可能で眼底疾患がない白内障患者(100名)をコントロールと設定した。脈絡膜構造は年齢により変化するため、年齢別の脈絡構造を明らかにするため健常ボランティアでの計測も予定している。 これまで、サイトカインの解析に関しては、上記対象疾患約50例前房水を採取を終了し、VEGF, MPC-1, Ang-2,IL6、IL8等残った計測を行った。VEGF、Ang-2,IL-6の前房水無い濃度の上昇を確認した。OCT血管撮影を用いて、約50例の画像解析を行い脈絡膜深部の血流障害の分布を解析した。パキコロイド疾患では拡張血管上に、血流障害を認める例と深部脈絡膜血管腫有為の血流障害を認める2群が存在する可能性があることが分かった。中間成績は今年度末の学会で報告予定である。3次元解析に関しては、3次元化の後、特徴の抽出を試みているが、現時点では脈絡膜血管の拡張、脈絡膜肥厚以外の特徴を抽出することはできていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで、サイトカインの解析に関しては、症例の蓄積解析が進んでいる。 脈絡膜の3次元画像解析においては、コントロールとして健常人の計測を予定していたが、昨年度は計測ができなかったので、今年度計測を実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
加齢黄斑変性症例、パキコロイド症例に関しては、症例の蓄積、サイトカインの解析は予定通り進んでいるので今年度も症例追加、計測を行う。これまでの結果を解析した上、解析対象タンパクを増やし、特異的なタンパクの検出を目指したい。 脈絡膜形態を計測するために健常人の計測を予定しているが、昨年度はできなかったため、今年度進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験試薬、器具に対する支払いが少なかった。 健常眼測定のための、謝金を使用していなかったため。
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