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2023 年度 実施状況報告書

肌理の発生および再生に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 22K09890
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

荒牧 典子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80365311)

研究分担者 岡部 圭介  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50445350)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード肌理 / K17 / CyClinD
研究実績の概要

本研究では、ケラチン17(K17)ノックアウトマウス(KO)を用い解析を行うことで、毛と肌理の形成の関連性およびK17がマウスの皮膚の肌理の発生過程でど
のような役割を果たしているかを解析し、肌理の形成メカニズムを調べることを目的としている。今年度はK17KOマウス胎仔皮膚を用いた肌理の解析およびマ
イクロアレイを行った。KOではWTに比べ肌理が浅くなる結果が認められた。既に我々が行っていたSiRNAを用いた実験結果と一致し、K17が肌理形成に重要である
ことが示唆された。また、両群の表皮サンプルを用いてマイクロアレイを行った結果、いくつかの因子の差が認められた。K17は表皮細胞の細胞増殖に関与して
いることが報告され、細胞増殖シグナルに着目している。そのうちの複数のカスケードについて検討中であるが、その一つにCyclinDがその候補に挙がり、K17がCyclinDの上流にあることが示唆されている。次年度はCyclinDのカスケードの他の分子も含め、より詳細な研究を行って行く予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまでの我々が行った結果を裏付ける結果が得られ、またマイクロアレイ解析も予定通り施行できている。

今後の研究の推進方策

本年度は、カスケードの各分子に迫り、免疫染色を行い、ノックアウトマウスでの差を
検討することでメカニズムに迫る。

次年度使用額が生じた理由

マイクロアレイから絞られた分子の抗体を発注したが、年度内に納入が間に合わなかったため、次年度使用予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肌理形成における 表皮角化細胞分裂とKeratin17の関係2023

    • 著者名/発表者名
      種田桐子、荒牧典子 、岡部圭介 、梶原ひかり 、貴志和生
    • 学会等名
      第32回日本形成外科学会基礎学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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