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2023 年度 実施状況報告書

口腔カンジダ症に対する革新的セラノスティクスシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K10128
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

金村 成智  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70204542)

研究分担者 槇村 浩一  帝京大学, 先端総合研究機構, 教授 (00266347)
足立 哲也  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10613573)
田原 義朗  同志社大学, 理工学部, 准教授 (30638383)
山本 俊郎  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40347472)
PEZZOTTI G.  京都工芸繊維大学, 材料化学系, 教授 (70262962)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード口腔カンジダ症 / ラマン分光法
研究実績の概要

我が国における侵襲性真菌症の頻度は漸増しており、超高齢社会において真菌感染症を制御することはQOL向上や健康寿命の延伸に重要である。口腔カンジダ症の原因となるカンジダ・アルビカンスの感染制御は日和見感染や院内感染の予防につながるため、その重要性が指摘されながらも、具体的な対策はなされてこなかった。本研究は、ナノDDS化した抗真菌薬と分子レベルの解析ができるラマン分光法を組合わせることで、口腔カンジダ症の治療法に資する新しいセラノスティクス基盤技術の確立を目的とする。アムホテリシンBがラマンシグナルの増強することで、培養を介さずに病原真菌を検出し、さらに抗真菌活性も期待できる。本法の実現により、口腔カンジダ症の迅速な治療と診断、日和見感染の予防等の多くの問題が解決可能となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

病原真菌をラマン分光法で非破壊・非染色で検出することに成功している。さらに、ラマンイメージングを用いることで抗真菌薬アムホテリシンBの可視化に成功している。セラノスティクスに必須のラマンを用いた分子イメージングの基盤技術を確立することに成功した。次年度はアムホテリシンBをナノキャリアでDDS化し、セラノスティクスに必須のDDSの基盤技術を確立を目指す。

今後の研究の推進方策

ラマンイメージングを用いることで抗真菌薬アムホテリシンBの可視化に成功している。アムホテリシンBだけでなく新たな抗真菌薬をナノキャリアでDDS化し、セラノスティクスに必須のDDSの基盤技術を確立を目指す。

次年度使用額が生じた理由

消耗品の納期が遅れたため、次年度に繰り越し購入を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ラマン分光法と新規ケモメトリックスを応用した感染症迅速診断技術の開発2023

    • 著者名/発表者名
      足立 哲也、Giuseppe Pezzotti、山本 俊郎、金村 成智
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2023年度秋季大会(第159回)

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公開日: 2024-12-25  

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