研究課題/領域番号 |
22K10139
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
北條 敬之 北海道大学, 大学病院, 助教 (60756691)
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研究分担者 |
木村 幸文 北海道大学, 大学病院, 講師 (00292037)
藤澤 俊明 北海道大学, 歯学研究院, 名誉教授 (30190028)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | レミマゾラム / プロポフォール / 導入時低血圧 |
研究実績の概要 |
全身麻酔における導入時低血圧は発生率20%程度とよく遭遇する術中合併症の一つである。また、加齢(高齢者)は全身麻酔導入時低血圧のリスクファクターであることが報告されているため、高齢者ではより注意が必要である。全身麻酔時の低血圧は、術後の死亡率、心筋障害、急性腎障害など様々な術後合併症との関連が報告されている。そのため、術中低血圧の予測因子に関する研究もおこなわれており、全身麻酔の導入に現在最も使用頻度の高い薬剤であるプロポフォールも原因の1つとして挙げられている。レミマゾラムは2020年8月から日本で発売が開始されたベンゾジアゼピン系の新しい全身麻酔薬である。ベンゾジアゼピン系薬剤の特徴として、循環動態の安定性が高いことが知られている。しかし、高齢者においてレミマゾラムが全身麻酔導入時の血圧変動に与える影響についての報告は見当たらない。そこで本研究では、高齢者におけるレミマゾラムとプロポフォールによる全身麻酔導入時の血圧変動への影響をランダム化比較試験により検討し、高齢者にとって安全な全身麻酔導入の確立を目的とした。今年度は、高齢者と並んで全身麻酔導入時低血圧のリスクとして知られる高血圧患者における導入時低血圧のリスクファクターについて英論文誌に報告した。また、臨床研究法下の非特定臨床研究(努力義務)についての臨床研究計画書の審査に時間を要してしまったが、次年度は当初の目的である高齢者におけるレミマゾラムとプロポフォールの導入時血圧変動への影響の比較をランダム化比較試験で行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
臨床研究法下の非特定臨床研究(努力義務)についての臨床研究計画書の審査に時間を要してしまったため
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通り、高齢者におけるレミマゾラムとプロポフォールの導入時血圧変動への影響の比較をランダム化比較試験で行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
臨床研究法下の非特定臨床研究(努力義務)についての臨床研究計画書の審査に時間を要してしまったため、予定通りに研究を進められなかったため、次年度使用額が生じてしまった。次年度は、当初の予定通りランダム化比較試験を進めるていくため、臨床研究に必要な物品の購入に使用していく予定である。
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