研究課題/領域番号 |
22K10302
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
兒島 由佳 関西医科大学, 医学部, 教授 (70720655)
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研究分担者 |
松下 祐樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (00713827)
岩井 大 関西医科大学, 医学部, 教授 (10232638)
五月女 さき子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (20325799)
梅田 正博 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (60301280)
澤田 俊輔 関西医科大学, 医学部, 講師 (60711075)
船原 まどか 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60796811)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 薬剤関連顎骨壊死 / 抜歯 / 感染 / 骨吸収抑制薬 |
研究実績の概要 |
「骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(MRONJ)の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2016」では抜歯はできるだけ避けることが推奨されている。一方で抜歯を避けることはMRONJの予防にはならず、逆に感染源になりうる歯を温存することが発症リスクになるとする考えもあり、MRONJの予防法は確立していない。以前行った薬剤関連顎骨壊死の発症原因解明と発症予防法確立に向けた多施設共同前向き研究では高用量骨吸収抑制剤が投与されているがん患者では抜歯後にMRONJを発症するケースが少なくないが、根尖病巣や重度歯周病などの感染源を持つ患者に限定すると、逆に歯を温存することの方が有意にMRONJ発症率は高くなることが明らかとなった。骨吸収抑制剤投与患者の抜歯では顎骨内に①骨代謝活性低下、②血流低下、③治癒遅延、③局所感染などが生じることが予想されるが、いずれの因子がMRONJ発症に重要であるのか明らかにされていない。骨吸収抑制剤投与患者の摘出骨組織を用いて抜歯後MRONJ発症機序を解明すること、および抜歯後MRONJ発症予防法を多機関共同介入研究により検証することを目的とし、症例収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
症例収集が予想よりも進まず、本年度は人事の移動も多く多機関のミーティングが行えていない。
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今後の研究の推進方策 |
再度他施設とも連携しミーティングを行い、症例が集まらなかった理由をまとめ、それに対応しながら症例の追加を行い、解析へと進めていく予定である。 現状症例が集まらなかった理由としては、通常の外来診療の際に症例があるにも関わらずそのまま登録せずに治療がすすんでしまっている症例が多いのではないかと考えられるため、今一度研究の再認識を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
症例数の登録が少なく、それに伴う備品や消耗品を使用しなかったため、次年度使用額が生じたと考えられる。登録症例を増加し、また他施設と症例検討や解析などを行う際に密に連携をとるため打ち合わせをしっかり行い旅費も使用していく予定である。
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