研究実績の概要 |
超高齢社会の日本において,『未病』が注目されており,その改善が高齢者における健康維持に貢献できることから,生活習慣の管理・生活機能の維持向上のためにも全身のモニタリングによる未病の予測・管理が必要であった.そこで本研究では,唾液成分解析と微小循環の形態学的・機能学的解析を用いた網羅的解析により未病を総合的に評価し,歯科的アプローチによる健康長寿社会のための未病の予測・管理システムの構築を目標として,2022年度は動物実験を行った。 これまでの研究で得られた基礎データをもとに,老齢モデルラットおよびストレス障害モデルラットを用いて,各モデルに共通して行動解析結果と唾液成分・微小循環系に差があるか検討し,行動解析を実施し,唾液成分の検討を行っているところである.
|