今後の研究の推進方策 |
① レンチウイルス を利用して作成したSARS-CoV-2偽型ウイルスの口腔内におけるウイルス高感受性細胞の探索:ヒト口腔粘膜由来初代培養上皮細胞 (HGK) 、歯肉線維芽細胞 (HGF)、歯根膜線維芽細胞 (HPLF) に対し、偽型ウイルスの感染実験を行う。 ②高齢マウスに対するpoly(I:C)とラクトフェリンの効果を検証: 若齢(6-7週)および高齢マウス(12-24か月)にpoly(I:C)を鼻腔内に投与後、LFを投与し、口腔内組織(舌, 歯肉、舌下腺、顎下腺)などにおける抗ウイルス反応(IFNs, ISGs)、炎症性サイトカイン(IL-1β, IL-6, TNF-α)、抗ウイルス作用のある抗菌ペプチド(LF, α/βディフェンシン, LL-37)の発現を調べる。そのことにより、若齢と高齢マウスによる免疫応答の時間的変化や発現因子の違いを解析する。
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