研究課題/領域番号 |
22K10469
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
菅原 亜紀子 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40566808)
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研究分担者 |
春日 秀朗 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70760239)
小林 元 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (20423791)
石川 和信 福島学院大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (80222959)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | SDH / 医療系学生 / 尺度 / 教育 |
研究実績の概要 |
健康の社会的決定要因(Social Determinants of health, SDH)は、健康格差を生み出す所得や学歴などの社会格差、労働、居住、医療体制、社会的支援、ジェンダーといった社会的・経済的な要因のことをいう。医療者が人々の健康問題に対応する上では、SDHの理解やそれを活用した支援が不可欠であり、医療者や医療系学生に対するSDH教育の重要性が高まっている。 本研究は、SDH教育の基礎的情報としてSDHに対する医療系学生の理解・活用能力の実態を明らかにするため、その測定尺度を開発することを目的としている。 令和4(2022)年度は、尺度開発のための質問項目作成を行った。具体的には、『The Canadian Facts 2nd edition』(2020)ベースにしたSDHのカテゴリーごとに、SDHに関する情報の入手、理解、評価、活用という4つの能力(リテラシー)を測る項目を作成した。より網羅的かつ医療系学生向けの内容になるよう改変作業中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4(2022)年度内にSDH理解・活用能力測定尺度の(1)質問項目の作成および(2)信頼性・妥当性の検証、を行う計画としていたが、研究外業務の負担増等により(2)までを実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5(2023)年度は、SDH理解・活用能力測定尺度の信頼性・妥当性の検証、および医療系学生の実態調査準備を行う計画である。 研究分担者との連携強化や一部業務の委託等の工夫により、当該研究の効率的かつ着実な遂行を図る。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和4(2022)年度の主な支出予定であった、尺度の信頼性・妥当性検証のためのインターネット調査が次年度実施となったこと、また、新型コロナウイルス感染症の流行により学会参加や対面会議を控えたことにより、次年度繰越金が生じた。
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