| 研究課題/領域番号 |
22K10633
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| 研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
米田 照美 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (00353037)
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| 研究分担者 |
新井 香奈子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (00364050)
伊丹 君和 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (30310626)
森本 安紀 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (30632997)
本田 可奈子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (60381919)
黒田 恭史 京都教育大学, 教育学部, 教授 (70309079) [辞退]
西岡 靖貴 滋賀県立大学, 工学部, 講師 (70609734)
國丸 周平 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (40884424)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| キーワード | 危険認知 / 眼球運動 / 医療安全 |
| 研究実績の概要 |
熟練訪問看護師(以後、看護師という)と看護学生(以後、学生と言う)に「自室のベッドで臥床する在宅療養中の利用者」写真を5秒間観察してもらい、その間の視線計測で得た画像データを解析した。また、視線計測の直後に研究対象者から危険と感じる箇所とその理由を聞き取った内容を質的に分析した。結果、発言数が多かったのは、学生では「ベッド周辺環境の乱れ(発言集:34,全体の割合:37%)」、「転落(15,17%)」、「杖の位置(9、10%)」、「姿勢(身体のずれ)(9、10%)」、「転倒(7、8%)」、「わからない(4、4%)」であった。他方、看護師は「ベッド周辺環境(物品散乱)(20,28%)」、「姿勢(身体のずれ)(9、19%)」「転落(7,14%)」、「症状観察(7、10%)」、「吊るされている紐(5、7%)」、「杖の位置(4、5%)」であった。看護師も学生もベッド周辺環境が整理できていないことによる起こり得るリスクについての発言が多かった。看護師は、利用者の姿勢(身体のずれ)、症状観察にアセスメントの発言が学生よりも多かった。飲水量、家族、杖の使い方等の発言は看護師のみが発言していた。観察画面(写真)を10エリアに分け、エリアごとに注視回数・注視時間を両群間で比較したが、有意差はなかった。サッカード発生数の比較では、看護師が学生と比較して有意に多かった(p<0.05)。サッカードとは関心のある場所から次の関心のある場所へ中心窩を急速に移動させる眼球運動のことをいう。サーモグラフィーの結果では、学生の観察範囲が境界不明瞭であるのに対して、看護師の観察範囲の境界が明瞭であった。以上のことから、看護師は注視すべき箇所に素早く視線移動して観察を行っていたことが考えられる。看護師は、学生と比較して素早く効率よく療養環境や利用者の状態を観察し、ベッド周辺環境のリスクや利用者の身体面の危険を認知する能力があることが明らかったとなった。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
前年度に予定していたデータ収集時期に研究者が新興感染症に罹患したためデータ収集ができなかったこと、加えてデータ収集を担当していた共同研究者の育児休業もあり、データ収集が予定通り進まなかった。その影響を受け、データの解析・分析が遅れることとなった。そのため、看護学生への医療安全教育への導入まで進めることができなかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
今年度は、研究の分析結果を踏まえ、看護学生を対象とした在宅療養中の利用者の療養環境におけるリスクに関する授業を実施し、教育効果について評価する調査を行う予定である。 看護学生を療養環境時の様子を撮影した画像・映像を学習教材として用いる群と用いない群に分けて授業を行い、両群間での危険認知について授業終了後に小テストを行い評価する予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
データ収集をデータ解析の遅れにより、在宅療養における医療安全教育の授業にための学習教材の準備および実施ができなかったことが原因である。
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