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2023 年度 実施状況報告書

潜在看護師が復職後に必要とする支援プログラムの構築に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 22K10697
研究機関安田女子大学

研究代表者

山本 久美子  安田女子大学, 看護学部, 助教 (00846834)

研究分担者 高瀬 美由紀  安田女子大学, 看護学部, 教授 (50437521)
中吉 陽子  安田女子大学, 看護学部, 准教授 (30638721)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード元潜在看護師 / 復職支援 / 離職防止 / 定着支援
研究実績の概要

超高齢化社会の中で、潜在看護師の確保に向けて様々な取り組みが行われている。しかしながら、復職支援がなされ、復職を果たした元潜在看護師の離職率は高い現状がある。本研究の目的は潜在看護師が復職後、臨床現場でどのような支援が必要なのかを明らかにし定着を促進することである。ブランクの長い潜在看護師が、不安を抱えながら以前の感覚に戻ることができるよう臨床現場で支えるためにはどのような支援が必要なのか明らかにすれば、現在の潜在看護師も復職しやすいものと考えた。
2022年度は元潜在看護師に復職後の職務を継続する因子・継続を阻害する因子について半構造化面接を行った。2023年度はそこで得られたデータから質的帰納的に分析し元潜在看護師が復職後の職務を継続する理由と職務を困難にする理由について一部学会で調査結果を公表し、また論文を作成し投稿した。“Sustaining the nursing workforce - Exploring enabling and motivating factors for the retention of returning Nurses: A qualitative descriptive design.”という題名でBMC Nursingに投稿し論文発表した。また、職務を困難にする理由についても論文作成し投稿している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年は潜在看護師が復職後の職務を継続する理由と職務を困難にする理由について論文を作成し投稿したが、継続する理由にについては英語論文作成と論文投稿後査読結果の修正に時間を費やしてしまった。また職務を困難にする理由についての論文は作成に時間を要した状況である。

今後の研究の推進方策

元潜在看護師を受け入れた病院を対象とし、復職後の支援の実態を明らかにする。そのためには、倫理審査委員会の承認を得て、100床以上の病床数を有する500施設を対象に各施設の看護部に質問紙を配布しこれまでに実施した元潜在看護師に対する定着支援の内容を調査する。元潜在看護師の聞き取り調査の結果と臨床現場のアンケート調査の結果を基に元潜在看護師に対する復職後定着支援プログラム開発を行う。

次年度使用額が生じた理由

各施設のアンケート調査に至っておらず、病院看護部のアンケート調査のためのSPSSソフトを購入していないこと。アンケートに必要な物品を購入できていないため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Sustaining the nursing workforce - Exploring enabling and motivating factors for the retention of returning nurses: A qualitative descriptive design2024

    • 著者名/発表者名
      Kumiko Yamamoto, Katsumi Nasu,Yoko Nakayoshi and Miyuki Takase
    • 雑誌名

      BMC Nursing

      巻: 23 ページ: -

    • DOI

      10.1186/s12912-024-01900-5

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 元潜在看護師が復職後に困難感を抱く理由2023

    • 著者名/発表者名
      山本久美子、髙瀬美由紀、中吉陽子
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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