研究課題/領域番号 |
22K10698
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
篠原 謙太 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (80934067)
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研究分担者 |
村田 由香 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (20389125)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | シャントモニタリング / シャント閉塞予防 / 多職種連携・協働 / Interprofessional Work |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、透析医療に従事する医療者のシャント異常の判断基準を明らかにし、多職種で活用するシャント閉塞予防に向けたシャントモニタリングプログラムを開発することである。 シャントモニタリングプログラムを作成するにあたり、当初は質問紙による調査を予定していた。しかし、文献検討を行った結果、シャント肢の視診、聴診、触診による観察からシャント狭窄の判断基準について十分に明らかになっていないことに加え、透析医療における多職種連携・協働の実態が明らかとなっていなかったため、質問紙調査では十分なデータ収集が出来ないと判断した。そのため、現在、透析医療に従事する医師、看護師、臨床工学技士を対象としたインタビューを行うための研究計画書を作成している段階である。 2023年度は、所属施設の倫理審査委員会の承認を得た後に、透析医療に従事し、かつ腎不全・透析に関わる専門資格を有する医師、看護師、臨床工学技士を対象としたインタビューを行い、シャントモニタリングプログラムの基礎資料をする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
文献検討と研究方法の検討に時間を要したことと、COVID-19の流行によって、学内実習の対応など教育にかかるエフォートの比率が高くなったことが理由として挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は腎不全・透析に関する専門資格を有する医師、看護師、臨床工学技士へのインタビューによる調査を計画している。このインタビューから得られた結果からシャントモニタリングするためのアセスメントツールの草案を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
文献検討の結果、当初の質問紙調査からインタビューによる調査へ変更するための研究計画書の作成などで研究計画が予定よりも遅れていることに加え、COVID-19の影響により学術集会がWeb開催となり旅費等の使用に繋がらなかった。2023年度はインタビュー調査に伴う交通費や謝礼、学術集会の参加による旅費などに使用する。
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