研究課題/領域番号 |
22K10708
|
研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
長谷川 智之 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (40588183)
|
研究分担者 |
齋藤 真 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (70178482)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | 計画外抜去 / 気管チューブ / 人間工学 |
研究実績の概要 |
今年度は、気管チューブの剥離試験の準備および予備実験を行った。気管チューブの固定法に関して,文献および書籍からサージカルテープを使用した方法を抽出した結果,1点固定法,2点固定法,3点固定法,4点固定法の4種類の固定法を研究対象とした。実験装置は,定滑車,ワイヤーおよびおもりを利用し気管チューブを上方に牽引できるように自作し(図5),人形に4種類の固定法のいずれかを施したのちに,おもりを追加し10秒間牽引させ,テープ等の剥離が認められないことを確認した後におもりを追加することを繰り返し,剥離開始時及び完全剥離時のおもりの重量から固定強度(N)を算出することとする。次年度は、本実験を行う。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通りで計画が進んでいるため。
|
今後の研究の推進方策 |
剥離試験およびセンサー用具の実証実験を行う。剥離試験は、最適な固定強度を検討することを目的に、前年度の予備実験のデータを踏まえ、気管チューブ固定の剥離試験を行う。センサー用具の実証実験は、計画外抜去の予防を目的に、試作した用具に対する看護職者を対象としたユーザビリティ評価および模擬患者を対象とした調査を行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
3次元動作解析関連の物品購入が不要となったため。
|