研究課題/領域番号 |
22K10734
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
水田 真由美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00300377)
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研究分担者 |
野々口 陽子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (00756207)
坂本 由希子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (20342272)
米島 望 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (80791011)
大西 修平 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 博士研究員 (80899526)
岩根 直美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (90554527)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 自己調整学習 / 新人看護師 |
研究実績の概要 |
新人看護職員への卒後臨床研修が努力義務化され、2011年度には新人看護職員の離職率は7.5%まで改善され、以降2016年度も7.8%と横ばいであったが、2019年度は8.6%に上昇している(日本看護協会,2021)。また、COVID-19の影響を受けてか、2021年度は10.3%に上昇し、新人看護師の離職はまだまだ問題を抱えており、新人看護師の職場適応を促進するための支援は今なお必要である。 そこで、職場適応促進に向けた支援において、自己調整学習に着目した。自己調整学習を身につけている者は、メタ認知、動機づけ、行動が相互に機能することによって効果的な学習成果がもたらされることが明らかになっている(Zimmerman,1989)。自己調整学習を向上させることで、効果的な学習ができ職場適応の促進につながるのかを明らかにしたい。そのためには、まず、新人看護師がどのように自己学習方略を活用しているのかを明らかにする必要がある。 今年度は、卒後2年目の看護師を対象に就職後から今までを振り返ってもらい、新人看護師の自己学習方略について、メタ認知、動機づけ、行動を検討するためのインタビュー調査を行う予定であったが、コロナ禍で疲弊している対象者へのインタビューは適切でないと判断し、実施出来なかった。事前の予備調査においては、新人看護師はできなかったことの理由の分析に労力を払っていることが示唆された。 現在、インタビュー調査に向けて準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で疲弊している対象者へのインタビューは適切でないと判断し、実施出来なかった。
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今後の研究の推進方策 |
卒後2年目の看護師を対象に就職後から今までを振り返ってもらい、新人看護師の自己学習方略について、メタ認知、動機づけ、行動を検討するためのインタビュー調査を行う。インタビュー結果を元に新人看護師の自己学習方略について分析する。
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次年度使用額が生じた理由 |
理由:コロナ禍により、対象者が疲弊していると思われ、インタビュー調査を実施出来なかった。 使用計画:インタビューの実施における物品購入、調査補助、分析ソフト、文献購入、学会参加費に使用する。
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