研究課題/領域番号 |
22K10740
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
吉見 早紀子 関東学院大学, 看護学部, 助教 (00813297)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 職場いじめ / パワハラ / 職場内暴力 / ハラスメント / 看護師 |
研究実績の概要 |
近年、職場いじめや嫌がらせ・パワーハラスメントが大きな社会問題となっている.職場いじめ等の問題は、労働者個人のメンタルヘルスだけでなく、身体的な健康をも害する。企業にとっても職場全体の生産性や意欲の低下など周囲の人間にも影響を与え、その労働環境を悪化させることから、対策すべき喫緊の課題である。中でも医療職は、職場いじめが起こりやすい職場であることが指摘されている。本研究は、看護職員間での職場いじめに焦点を当て、その実態を明らかにすること、被害を受けた看護師への支援策簿他、看護管理者に求められているサポートなどを検討する。本研究の目的は以下の3点である。 ①パワーハラスメントの実態と組織風土との関連を明らかにする。 ②職場いじめ・パワハラ被害を受けた際に報告・相談をした看護師の体験と、その際の看護管理者の支援を調査し、両者の視点から支援の実態を明らかにする。 ③上記から看護職員間でいじめ・パワハラを受けた看護師への効果的な支援方法を検討する。 2022年度は、文献検討を行い国際学会でのポスター発表(オンライン)を実施した。 今後、論文投稿の予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、「職場いじめ」、「パワハラ」、「ハラスメント」、「嫌がらせ」、「bullying」などをキーワードに文献検討を行った。この文献検討をもとに、質問紙調査の調査項目を検討するほか、インタビューガイドを作成する予定であったが、そこまだは至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、文献レビューをもとに、質問紙調査の調査内容を検討する他、看護師および看護管理者へのインタビューガイドを作成する。 また、調査に向けて研究計画書の作成や、倫理審査の準備、調査実施に繋げたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度はCOVID-19の影響で学会等がオンライン開催になったため、旅費が発生しなかった。また、文献検討が中心であったため、必要経費の発生がなかった。次年度は、学会参加、フィールドワーク等と並行しながら、調査の準備を進める予定である。
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