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2023 年度 実施状況報告書

精神科訪問看護師のストレングスアセスメントと視線との関連性

研究課題

研究課題/領域番号 22K10834
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

黒木 司  国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (50536894)

研究分担者 白石 裕子  令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (50321253)
齋藤 嘉宏  令和健康科学大学, 看護学部, 講師 (90807413)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードストレングス
研究実績の概要

【本研究の概要】我が国は精神保健福祉領域において、病院中心から地域生活中心へのシフトが加速化している。我々はストレングスリテラシー(看護師が対象者のストレングスを見出し、活用する能力)について研究を行っており 、ストレングスの臨床応用について模索している。本研究はそのエビデンスとして観察の重要な要素である視線運動に着目し、精神科訪問看護師の観察時における視線運動に焦点を当て、ストレングスアセスメント(ストレングスの視点を用いたアセスメント)との関係性を明らかにすることを目的としている。
【本研究の目的】①精神科訪問看護師が訪問時にどのような視線運動を行っているかを明らかにする。②精神科訪問看護師が訪問時に、どのようなストレングスアセスメントを行っているかを質問紙とインタビューにより明らかにする。③①②の結果をもとに、視線運動とストレングスアセスメントの関連性を明らかにする。
【2023年度の計画】①精神科訪問看護ステーションに連絡し、研究対象者を10名選定する。②ストレングスアセスメントに関連する論文等を検討して、インタビューガイドを作成し、尺度を選定する。③行動計画を作成し、TalkEye Lite Wirelessを使用して訪問看護時の看護師の視線運動を測定する。
【2023年度に実施した内容】①研究の候補となる訪問看護ステーションに連絡し調整を行った。②ストレングスアセスメントに関連する論文を収集し、その内容について検討した。③ストレングスアセスメント尺度を選定し、インタビュー内容を決定した。④TalkEye Lite Wirelessを使用して、データ収集・分析、現場での使用方法等を検討した。⑤①~④について、倫理的に問題が無いか検討し、計画内容の調整を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

【2023年度の計画】
①精神科訪問看護ステーションに連絡し、研究対象者を10名選定する。②ストレングスアセスメントに関連する論文等を検討して、インタビューガイドを作成し、尺度を選定する。③行動計画を作成し、TalkEye Lite Wirelessを使用して訪問看護時の看護師の視線運動を測定する。
【進捗状況】
①については、精神科訪問看護ステーションと調整を行っており、実施の段階で最終的な調整を行う。②については、インタビューガイドの作成と尺度の選定を行った。③については、データ収集・分析、現場での使用方法等を検討した。しかし、倫理的に問題が無いか検討し、計画内容の調整を行っているため、視線の測定には至っていない。

今後の研究の推進方策

【2024年度の推進方策】
①精神科訪問看護ステーションと調整を行い、インタビューや視線の測定を実施する。
②収集したデータを分析し、その結果をまとめる。

次年度使用額が生じた理由

視線の測定、インタビューデータの分析、旅費等を使用する予定であった。しかし、訪問看護ステーションとの調整や、倫理的に問題が無いか検討し、計画内容の調整を行っているため、視線の測定に関係する予算は使用していない。倫理審査委員会への中央一括審査手数料として66,000円を使用した。

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公開日: 2024-12-25  

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