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2023 年度 実施状況報告書

精神科訪問看護師が行う精神障害者の雇用・職場定着が促進されるための支援

研究課題

研究課題/領域番号 22K10882
研究機関東京医科大学

研究代表者

寺田 美樹  東京医科大学, 医学部, 助教 (90793646)

研究分担者 小林 信  東京医科大学, 医学部, 教授 (10255367)
神澤 尚利  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (60622412)
吉岡 詠美  国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 准教授 (90790957)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード統合失調症 / 一般就労 / 精神障害者
研究実績の概要

日本における精神科看護師および精神科訪問看護師が行う就労に関する支援に関する先行文献を検討した。文献検討の結果、1.精神科看護師および精神科訪問看護師は,精神障害者の就労支援において,多職種との連携の役割を担っているが十分役割を果たしていない可能性がある,2.看護師の就労に対する考え方で,就労支援が行われていない可能性がある,3.福祉的就労に関しては支援が行われやすいが,雇用契約を結ぶ就労先への就労支援は特に十分ではない,以上3点が明らかとなり、論文にまとめ学会に投稿した。
また、先行研究において日本は、精神障害者の中でも統合失調症者の就労に関する研究が海外と比較し非常に少なく、また、統合失調症者当事者が求める就労支援内容が明らかになっていないことが示された。
そのため、統合失調症者当事者が就労に対してどのように考えているのか、また、どのような支援を求めているのかを明らかにする必要性があることが明確となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

倫理審査に時間を要したこと、インタビュー対象者との面接時間の調整がうまく進まなかった。次年度以降、インタビュー対象者との調整方法を工夫し、調査を進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

文献検討より統合失調症者当事者が求める支援内容が明らかとなっていないことが示されたため、今後は統合失調症者当事者にインタビュー調査を行い、当事者が求める支援を明らかにしていく

次年度使用額が生じた理由

インタビュー対象者との面接日程に調整がうまくいかず、面接に関わる費用およびその後の調査費用が次年度使用となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 精神科看護師および精神科訪問看護師が行う精神障害者への就労支援に関する文献検討2023

    • 著者名/発表者名
      寺田 美樹、吉岡 詠美
    • 雑誌名

      日本健康医学会雑誌

      巻: 32 ページ: 360~367

    • DOI

      10.20685/kenkouigaku.32.3_360

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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