研究課題/領域番号 |
22K10887
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
研究代表者 |
石黒 千映子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80315895)
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研究分担者 |
野口 眞弓 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 婦人科がん / がんサバイバー / Transition / 心理教育 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、子宮がんや卵巣がんと診断されて子宮/卵巣摘出術を受けた婦人科がんサバイバーが、直面する様々な出来事に対処しながら健全なTransition のプロセスを促進するための、①ヨガと認知行動療法を取り入れた心理教育プログラムを構築すること、そして、②構築した心理教育プログラムの実行可能性および効果について明らかにすること、である。 本研究の計画は、5段階のステップで進める予定である。その5段階のステップとは、ⅰ.婦人科がんサバイバーへの面接調査、ⅱ. 心理教育プログラム案の作成、ⅲ. 作成したプログラム案の実行可能性の検討、ⅳ. 心理教育プログラム案の修正、ⅴ. 修正した心理教育プログラムの効果の検証、である。 今年度は、前年度作成した心理教育プログラム案の実行可能性を検討するための研究を行い、心理教育プログラム案を修正する予定であった。しかし、研究参加者がなかなか集まらず、対面での集団プログラムからオンラインでの集団プログラムへと変更した。そして、東海3県以外の地域に活動拠点を置いている患者会/患者団体に範囲を広げて協力を依頼した。その結果、複数の患者会/患者団体から協力を得られ、研究実施に必要な参加者人数を募ることができ、2024年4月より実行可能性を検討するための研究を開始する見通しを立てることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、実行可能性を検討するための研究を行い、その結果を踏まえて心理教育プログラム案の修正を行う予定であった。しかし、必要な研究参加者人数までなかなか集まらず、研究を開始することができなかった。複数の患者会/患者団体に協力を依頼し、年度末に研究遂行の見通しを立てることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2024年4月から実行可能性を検討するための研究を開始し、2024年6月中に終了する予定である。その後は、研究結果を踏まえて心理教育プログラム案を修正したうえで、修正した心理教育プログラムの効果を検証するための研究を開始する予定である。心理教育プログラム案の修正が終わり次第すぐに研究が開始できるよう、実行可能性を検討するための研究を行いながら準備を進めている。
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次年度使用額が生じた理由 |
実行可能性を検討するための研究に必要な物品等は購入したが、修正した心理教育プログラムの効果を検証するための研究に必要な物品の購入や研究協力者への謝礼の支払い等の執行は次年度に持ち越しとなった。2024年度中に研究を開始する予定であり、それに合わせて執行する予定である。
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