研究課題/領域番号 |
22K10928
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
岡田 ゆみ 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (70364099)
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研究分担者 |
山田 隆子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (60382363) [辞退]
下見 千恵 広島国際大学, 看護学部, 教授 (80300424)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 就労女性 / ビンジ飲酒 / 20-30代 / 教育的介入 |
研究実績の概要 |
令和5年度は,減酒指導を必要とする飲酒状況にある20-30代就労女性のビンジ飲酒行動に影響する要因を検討した。モニター型web調査による縦断研究を行った。対象は月1回以上ビンジ飲酒を行いAlcohol Use disorder Identification Test score 8-14の476名。AUDITによるスクリーニング調査では20-30代就労女性29,348人から対象者を抽出した。調査項目は総合行動モデル(IBM)を参考に設定した。結果、1か月間のビンジ飲酒は平均6.2±7.77回であった。ビンジ飲酒行動の影響要因は,行動意図,習慣,行動意図×習慣,健康被害を知らないこと,メディアによるアルコール飲料の宣伝であった。ビンジ飲酒の行動意図の影響要因は,感情的態度,状況規範感,自己効力感であった。更に、ビンジ飲酒の行動意図に影響する感情・信念は、「ビンジ飲酒をすると楽しい」「ビンジ飲酒が1回の適量を超えたアルコール量であることを知った場合(ビンジ飲酒を辞める事ができる)」であった。今後、これらの結果を用いて教育的介入の内容を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ビンジ飲酒行動に影響を与える要因の検討(量的調査)は、令和5-6年度を予定していた。調査を令和5年度に実施できたことで、研究は順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、ビンジ飲酒に至る要因の検討について成果をまとめて公表していく。更に、これらの結果をもとに、教育教材の開発に着手する予定である。教材開発では、特定した要因の影響力を参考に、eラーニングを用いた教育プログラムの開発を行う。教材制作にあたっては,インストラクショナルデザインとその理論を導入しながら映像コンテンツを開発し、学習者が主体的に学ぶ学修プロセスを構築する。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和5年度の調査において、予算を超過せずサンプルサイズをできるだけ確保するためにネット調査を「セルフ型」に切り替えた。そのため、当初予定していた予算よりも安価に調査を実施することができた。
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