研究課題/領域番号 |
22K10976
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
山口 琴美 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40432314)
|
研究分担者 |
石原 拓磨 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00783193)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | 教育 / 月経 / RCT / 男性 |
研究実績の概要 |
令和5年度では、非構造化インタビュー調査を実施した。研究対象は研究代表者所属機関の職員(女性及び男性)とし、各5名から協力が得られた。インタビュー調査の内容は、月経に関する知識や認識、他者から受けたい支援や支援したい内容、不快に感じたこと、今後の取り組みへの要望などである。各30~60分の対面でのインタビューを実施した。インタビュー内容に対して、質的内容分析を進めた結果、男性においては、月経に関する知識不足やハラスメントへの懸念、他人事といったマイナス面を認めたが、配慮や気遣い、月経に関する女性への支援に対する意欲が認められた。本研究には、サンプルサイズの限定やリコールバイアスもあるが、就業男性を対象とした就業時の月経に関する支援についてインタビュー調査は初めての試みが遂行できた。本結果を論文にまとめ、現在全国誌へ投稿中である。 次年度では、インタビュー調査を踏まえ、これまでの結果と合わせて、研修会内容について検討し、ユーザビリティテストを実施予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
インタビュー調査の対象者リクルートがうまく進まず、結果のまとめに時間を要したため。
|
今後の研究の推進方策 |
ユーザビリティテストに向けて、研修内容の検討を進める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
予定していた調査が次年度に繰り越ししたこと、国内学会への参加がなかったため。
|