研究課題/領域番号 |
22K10977
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
松浦 志保 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (60405123)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | ハイリスク初妊婦 / ハイリスク初妊婦の夫 / 親準備性 / プログラム / ペアレンティング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、長期入院を強いられるハイリスク初妊婦とその夫から蓄積したデータを基に検討した、ハイリスク初妊婦とその夫の妊娠期における親準備性を高めるプログラムの内容妥当性の検証を行うことでプログラムを洗練したのち、最終的には実用化を目指すものである。 初年度の計画は、蓄積されたデータをもとに作成したハイリスク初妊婦とその夫の親準備性を高める支援プログラムが対象にふさわしい内容であるのかを、全国の総合周産期母子医療センターで支援にあたっている専門職者に広く質問紙調査を行うことで問い、得られたデータを基にプログラムの精度の向上をはかることとしていた。 しかし、汎用性のあるプログラムとしての内容妥当性を検証していくためには、長期入院を強いられるハイリスク初妊婦とその夫のみに限局するのではなく、医学的ハイリスクな状態にある妊婦および夫(パートナー)の親準備性の実態、対象に行われる親準備性を高めることを目的としたケアの実態に関する国内外の文献的把握が必要であることが考えられた。 そのため初年度には、国内外の文献から医学的ハイリスクな状態にある妊婦と夫(パートナー)の親準備性にハイリスクな状態にあること、あるいはハイリスクな状態に置かれたことがおよぼす影響や、ハイリスクな状態が与えたネガティブな影響を低減するために実践されているケア実態とその効果などの文献検討を行い、調査に用いる質問紙の枠組みを整えることを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の計画では予定していなかったが、全国の総合周産期母子医療センターで支援にあたっている専門職者に行う調査に用いる質問紙内容の検討のプロセスを追加したため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度中に全国の総合周産期母子医療センターで支援にあたっている専門職者に質問紙調査を実施したのち、ハイリスク初妊婦とその夫の親準備性を高める支援プログラムの見直しをはかる。 2024年度にはプログラムを臨床で使用可能となるようマニュアル化し、研究者以外の専門職者が実施するプレテストを行う。得られた結果からその効果を検証し、さらなる精度の向上をはかる。 2025年度には洗練された親準備性を高める支援プログラムを20組程度のカップルに実施し、有効性の評価から実用化を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画通りに研究が遂行できなかったため。
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