研究課題/領域番号 |
22K10979
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
西郡 秀和 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40453310)
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研究分担者 |
篠原 好江 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (40632641)
森 美由紀 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (20791940)
渡邉 まどか 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (90792416)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 出生コホート研究 / DOHaD / 周産期医療 / 看護職 / 母子保健 |
研究実績の概要 |
周産期医療や母子保健に関わる看護職等の協力を得て調査を行っている。3施設での調査を開始した。方法として、わが国の出生コホート研究から得られた知見を紹介するセミナーを約40分実施した。セミナーの前後に、アンケート調査を実施した。セミナーの内容は、本邦および世界の出生コホート研究の紹介、本邦の出生コホート研究から得られたプレコンセプションケア、食生活、母親とパートナーのメンタルヘルス、周産期異常の関連因子、児の先天奇形や神経発達、呼吸器、アレルギー疾患などとの関連についての最新知見である。アンケート調査の主な項目は、1)研究対象者背景:性別、年齢、職種、医療機関等での勤務年数、周産期医療・母子保健に関わった勤務年数、所属する施設の形態、子どもの有無、妊娠の有無、2)出生コホート研究の知識、3)出生コホート研究について、勤務先での関与、4)出生コホート研究に被験者としての参加の有無、5)DOHaD(Development Origin and Health and Deisease)学説の知識の有無、6)出生コホート研究成果情報の認知度、7)出生コホート研究成果情報の入手先、8)セミナーの内容の認知度、9)啓発方法、10)現場への導入方法、 11)簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ : brief-type self-administered diet history questionnaire)などである。 また調査で得られた情報の解析に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほほ計画通りに遂行されているため
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今後の研究の推進方策 |
研究に協力していただく、調査対象施設等の拡大を検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度(令和4年度)は初期段階(パイロット的要素も含む)として3施設・約160人を調査対象に想定して調査票と啓発資料の作成を行い、郵送ではなく、対面式の調査を開始した。当初は、当該年度における予定は可能であれば400人であり、また郵送による調査を計画していた。したがって、次年度使用額が生じた。次年度(令和5年度)は、これらの実施状況(経験)をもとに、可能であればさらに対象施設と調査対象人数の拡大を諮る。また、次年度(令和5年度)は、得られた調査データの解析について外注を含めて実施する。また、前出の調査に続き、啓発後の周産期現場への還元状況や食生活の変化などの2次調査を実施予定としている。
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