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2022 年度 実施状況報告書

学校での医療的ケア児への支援における養護教諭と看護師の連携の実態と困難要因

研究課題

研究課題/領域番号 22K11005
研究機関高知大学

研究代表者

柴田 優里絵  高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 助教 (60914447)

研究分担者 山脇 京子  高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (10516165)
齋藤 美和  高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 講師 (50403902)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード医療的ケア児 / 養護教諭 / 看護師 / 連携
研究実績の概要

本研究は、学校で医療的ケア児の支援にあたる養護教諭と看護師の支援内容と連携・協働体制の実態を調査し、養護教諭と看護師の連携・協働における困難要因と課題を明らかにすることを目的としている。
今年度は研究初年度であり、主として以下の3点を行った。
1.学校に在籍する医療的ケア児への支援に関する文献検討とインタビューガイドの検討を重ね、研究計画書を作成した。作成した研究計画書は、研究者が所属する高知大学倫理委員会に申請し、承認を得た。
2.教育委員会への電話調査を行い、医療的ケア児が在籍する学校を可能な範囲で把握した。学校長より協力が得られた場合、研究対象者に改めて研究の趣旨について説明し、同意が得られた養護教諭6名に対して、20~55分の半構造化面接を実施した。
3.面接内容から逐語録を作成し、養護教諭が医療的ケア児にどのように関わっており、医療的ケアを行う看護師と実際どのように連携しどのような点に困難を感じているのかについて分析した。その結果、養護教諭の支援は直接的な支援と間接的な支援に分類された。また、養護教諭と看護師は互いの専門性を発揮し、情報共有や役割分担を行いながら、医療的ケア児への支援を行っていることが分かった。養護教諭が看護師と連携する上で困難と感じることについては、自身に関する要因、体制に関する要因、関係性に関する要因に分類され、同時に円滑に連携する上での工夫や配慮を行っていることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文献検討とインタビューガイドの検討に時間を要し、計画書の作成が遅れたため。

今後の研究の推進方策

研究2年目である令和5年度は、次の2点を行う予定とする。
・養護教諭へのインタビュー調査で明らかになったことを学会で発表する。
・学校において医療的ケア児への支援を行っているまたは行った経験のある看護師を対象に、養護教諭へ実施したものと同様のインタビュー調査を行う。

次年度使用額が生じた理由

今年度の研究の進度から、予定していた機器の購入をしていないことや、新型コロナウイルス感染症のため学会への参加に関する経費の使用がなかったこと等が理由である。
来年度は、今年度に購入できていない機器の購入等を検討する予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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