• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

産後うつ予防のためのうつリテラシー向上教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K11025
研究機関帝京科学大学

研究代表者

今野 友美  帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40795275)

研究分担者 西岡 笑子  順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70550797)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワード介入研究 / webプログラム / 産後うつ予防 / うつ病リテラシー
研究実績の概要

2023年度はプログラム作成にあたり文献検討を行った。
まず、メンタルヘルスの改善、メンタルヘルスリテラシー(以下MHLとする)を向上する介入研究として対象者を妊娠中、育児中の母親と限定し検索エンジンをPubMedにて検索し2件が該当した。いずれもプロトコールであり、産後の母親に対して、産後うつについて知識向上とスティグマ改善のための動画視聴(Latha et al., 2014)と、妊娠期と産後にCBTをベースとしたグループセッションへの参加とその後心理専門家からのフィードバック、インターネット配信によるマインドフルネス(Costa et al., 2021)であった。次に介入効果について調べるために対象者を母親に限定せず検索した。一般住民を対象とした介入研究(Bkker et al.,2018)では、CBTをベースとした既存のアプリを介入内容とし、結果としてメンタルヘルスの状態は改善されたがMHLは介入群とコントロールとでは有意差はなかった。思春期の生徒を対象とした介入研究(Tuijinman et al., 2022)では、MHL向上の介入内容であり、結果としてMHLのうちのスティグマのみ改善していた。以上より介入内容として、CBTベースとしMHLの向上かつメンタルヘルスの改善を目指したもの、CBTをベースとはせずにMHLの向上を目指したプログラム内容のものとに分けられた。CBTベースであるとメンタルヘルスの改善はあるがMHLの向上はみられず、CBTベースとしない介入内容であるとMHLの一部であるスティグマ改善となるがメンタルヘルスの改善につながるか否かは不明であった。昨年度のフィールド調査の結果と文献検討の結果より、うつ病知識の一方的な情報提供のみでなく、CBT要素も含めることについての方向性と考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

プログラム内容構築にあたり文献検討に時間を要したため

今後の研究の推進方策

2024年度はプログラム作成を終了させ、パイロットテストを実施する。

次年度使用額が生じた理由

当初の予定では2023年度にプログラム作成であったが、作成に至っていない。2024年度のプログラム作成のための予算とする。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi