研究課題/領域番号 |
22K11098
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
江口 晶子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (00339061)
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研究分担者 |
三輪 眞知子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (10320996)
竹中 香名子 愛知学院大学, 心身科学部, 講師 (40733192)
岩清水 伴美 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (60516748)
長谷川 喜代美 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (90313949)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 発達障害児 / 保護者支援 / 保健師 / 新任期 / 支援技術 |
研究実績の概要 |
発達障害の特性をもつ子どもの早期継続支援における保健師の保護者への支援技術について、保健師経験年数に応じた技術習得の現状および課題を明らかにすることを目的に、東海地方4県188市町村の母子保健部門に所属するすべての保健師、800名程度を対象にした質問紙調査に向けて、調査票の作成等を行った。所属機関の倫理審査の承認を受けたが、実施はできなかった。調査票は、『保護者支援技術』の各技術項目の重要性の認識度と習得度について、支援上の重要性は高いが、新任期保健師の習得度の低い技術項目を4つの技術領域別に明らかにすることを目的とした構成とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査およびフォーカス・グループ・ディスカッションにより、新任期保健師の保護者支援技術の習得状況および課題の明確化をめざしていたが、COVID-19の感染拡大に伴う保健師業務への影響が続く中、調査の実施を断念したため。
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今後の研究の推進方策 |
先行研究『保護者支援技術』(4領域45項目)の各技術項目について、必要性の認識度と習得度を明らかにする。次に、保健師経験年数、自治体保健師の標準的なキャリアラダー等との関連について分析を行い、支援上の必要性は高いが、新任期保健師の習得度の低い技術項目を4つの技術領域別に明らかにする。 発達障害児支援に熟達している保健師8名程度を対象としたフォーカス・グループ・ディスカッションにより、習得度の低い支援技術について、その習得を困難にしている要因、習得にあたり必要となる専門的知識、効果的な学習法や進め方に関する意見交換を実施する。 質問紙調査およびフォーカス・グループ・ディスカッションの結果に基づき、プログラムの学習目標(目標行動、評価条件、到達基準)および評価方法(評価項目と評価方法)を設定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度は、COVID-19の感染拡大に伴う保健師業務への影響が続いており、予定していた質問紙調査およびフォーカス・グループ・ディスカッションが実施できなかったため残金が生じた。2023年度は、予定していた2つの調査を実施するため使用する予定である。
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