研究課題/領域番号 |
22K11155
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研究機関 | 群馬パース大学 |
研究代表者 |
矢島 正栄 群馬パース大学, 看護学部, 教授 (40310247)
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研究分担者 |
桐生 育恵 獨協医科大学, 看護学部, 准教授 (00448888)
廣田 幸子 東都大学, 看護学部, 教授 (00587678)
小林 亜由美 群馬パース大学, 看護学部, 教授 (20323347)
奥野 みどり 群馬パース大学, 看護学部, 教授 (80644484)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 発達障害 / 保健師 |
研究実績の概要 |
学齢期およびその前後の発達障害児等の支援プロセスと市町村保健師の役割を構成する要素を抽出・構造化するため、保護者及び教育、保健、福祉等関係者等を対象とするインタビュー調査の準備を行った。2023年度に実施したインタビュー調査の試行に基づく調査計画を再検討し、応募者らが所属する発達支援研究会の参加者および参加者から紹介を受けた市町村保健師、児童発達支援従事者、小学校・中学校の養護教諭、スクールカウンセラー等に対し、インタビュー調査への協力依頼および本調査の対象に適正な知人等の紹介依頼を進めた。これらの研究協力者から、さらに、発達障害児及び発達障害が疑われる児の保護者の紹介を受け、個別事例の支援プロセスを構造的に明らかにする予定である。次年度はこの計画に従い、市区町村保健師、保育所等の担当者、通級指導教室の担当者、特別支援学校の学級担任および専門アドバイザー、小学校・中学校の通常の学級及び特別支援学級担任、養護教諭、スクールカウンセラー、児童発達支援及び児童デイサービスの児童指導員等から広く対象者を募り、就学準備から入学初期、小学校在学期、中学校在学期の3期において市区町村保健師を含む複数職種が関与して就学支援が行われた事例について、発達障害児等と保護者及び各支援者がそれぞれの立場で直面した困難・課題と対応の経過、関係者間の連携、特に市区町村保健師との関わり、市区町村保健師や地域の支援体制への要望等について、インタビュー調査を実施する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は、市区町村保健師による支援技術試案の作成に向け、インタビュー調査の実施を予定していたが、調査の試行結果に基づく計画の再検討、調査依頼に時間を要し、本調査の実施には至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度中にインタビュー調査の実施および分析を実施し、保健師の支援技術試案を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していたインタビュー調査の実施に至らなかったため、調査旅費、インタビュー調査謝礼および逐語録入力委託費に相当する使用額が次年度へ繰り越しとなった。この分は、2023年度にインタビュー調査の経費として使用する予定である。
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