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2023 年度 実施状況報告書

簡易型睡眠認知行動療法が産後の夫婦の抑うつを予防する効果:ランダム化比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 22K11156
研究機関北里大学

研究代表者

田中 美加  北里大学, 看護学部, 教授 (70412765)

研究分担者 田中 克俊  北里大学, 医療系研究科, 教授 (30365176)
池内 眞弓  東海大学, 健康学部, 准教授 (70710672)
吉田 直子  北里大学, 看護学部, 講師 (30317086)
石井 忍  北里大学, 看護学部, 助教 (60875227)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード睡眠認知行動療法 / 妊婦 / 不眠 / 夫婦 / 抑うつ
研究実績の概要

本研究の目的は「簡易型睡眠認知行動療法(CBT-I)を妊娠期の夫婦を対象に実施し、産後うつ病のリスク改善効果をRCTにより検証することである。2023年度の計画は、参加者をリクルートし無作為化割り付けとベースライン調査を実施することであったが、全体に進行が遅れ、達成することができなかった。現在、簡易型CBT-I作成のための文献検討が終了し、介入の内容と方法の概要を決定した段階であるが、これらは標準CBT-Iを低強度化するだけでなく、保健活動の現場に実証可能な形にする必要があるため、妊産婦とその夫の生活様式やニーズ、プログラム内容やわかりやすさ、実施可能性などについて、コミュニティー諮問委員会(CAB)を設置し、本プログラムのステークホルダー(妊婦とその夫、保健師、助産師、産婦人科/精神科医師、行政担当者などを想定)からの意見を反映させる必要があると考える。しかし、CABのメンバー決定や依頼などその設置に時間を要し、プログラムの内容の検討が終了しておらず、研究の進行が予定より大幅に遅れることになった。
次年度は、CABのメンバーより、介入内容だけでなく、研究対象者のリクルートや介入の実施方法に対する意見をもらい、介入のスタートを目指したい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2022年度の研究計画であった介入プログラムの検討にコミュニティ諮問委員会からの意見を反映させる予定であったが、その設置に時間を要し、介入プログラムの検討が終了しておらず、2023年度の研究計画に大幅な遅れが生じてしまった。

今後の研究の推進方策

プログラム内容が確定していないため、現在、対象者のリクルートを予定している自治体とも打ち合わせを行うことができていないため、次年度は遅れを取り戻したい。2024年度はCABからの意見を反映させた介入プログラムを確定させるだけでなく、リクルートについてのアドバイスももらい、円滑にリクルートが終了するように進めたい

次年度使用額が生じた理由

本年度、研究の進行が遅れて介入が開始できなかったため、介入用のホームページや教材の作成・印刷費用、参加者への謝礼などの支出が発生しなかったため、次年度使用額が生じた。残高は、2024年度に使用予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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