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2023 年度 実施状況報告書

訪問看護師による在宅療養生活に必要な資源創出活動の実践知の明確化

研究課題

研究課題/領域番号 22K11169
研究機関浜松医科大学

研究代表者

鳥本 靖子  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (90566241)

研究分担者 山本 真実  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (90710335)
坪見 利香  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40452180)
丸尾 智実  神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (70438240)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード訪問看護師 / 地域活動 / 社会資源 / 地域ケアシステム
研究実績の概要

本研究の目的は、地域包括ケアシステムにおける在宅医療・介護の充実につながる訪問看護師による社会資源創出の実践知を明らかにし、他所でもその実践が可能となるべく必要な成立要因を検証することである。今年度は、インタビュ―調査を継続しつつ、データ分析をはじめた。本研究の目的とインタビュー調査実施時の状況から、分担研究者らと分析方法を検討した結果、内容分析の手法を用いることとした。インタビュー協力者は、介護保険適用もしくは医療保険適用あるいは障害福祉制度の範囲内の事業や行政からの補助金活用の事業といったいわゆる制度上の社会資源に留まらず、各個人の経験からの信念などから制度適用外の事業立ち上げ、地域医療体制への課題意識に基づく創意工夫の事業など多様な実践活動を行っていた。そのことから、データ分析に際して、着目するテーマ内容として、インタビュー協力者の看護職としての経歴・背景、社会資源の必要性を感じるきっかけとなった職務上の経験、社会資源の創出活動を行った際の職務状況や周囲の理解、主たる活動場所の地域保健・医療・福祉の体制や住民性などに関する意味内容等に関心をもって分析作業を進めている。次年度は、インタビュー調査のデータ分析をさらに進め、関連学会での発表を行う予定である。研究成果をまとめる過程においては、関連分野の専門家とも積極的に意見交換を行い、次の段階の調査研究に活用できるよう留意して進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、職場の諸状況により研究活動時間に大きな制約が生じたことと、研究分析の手法について試行錯誤があったためである。

今後の研究の推進方策

職場環境も整いつつあり、研究活動時間も増やしつつある。また、分担研究者も追加し、研究フィールドの検討・調整、また研究遂行に際しての専門的議論や情報収集を行う研究体制の調整を行った。次の調査実施を念頭に置きつつ、インタビュー調査で得られたデータ分析を進めて、結果をまとめていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

データ分析の進捗が遅れたため、学会発表等の出張費等の支出がなかった。また、追加調査必要が発生しなかったためである。今年度の学会発表に係る費用ならびに分析過程で必要に応じて、追加調査の必要性が生じた場合にはその経費に充当する。また次の質問紙調査に係る準備費用に充当する予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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