研究課題/領域番号 |
22K11196
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
藤田 淳子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (10553563)
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研究分担者 |
福井 小紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40336532)
辻村 真由子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (30514252)
河井 伸子 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (50342233)
池崎 澄江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (60445202)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 慢性疾患高齢者 / 在宅看護 / 在宅医療 / 介護 |
研究実績の概要 |
本研究全体の目的は、慢性疾患高齢者のフォーマルサービス(医療サービス、介護サービス)とインフォーマルサービスの利用実態や関連要因を明らかにし、在宅慢性疾患高齢者の状態像を考慮した生活構築のためのマネジメント指針の開発を行うことである。2022年度は、在宅慢性疾患高齢者のフォーマルサービスとして、医療サービス・介護サービスの利用実態の解明を目的に、A県の国民健康保険及び後期高齢者保険加入者の国保データベースおよび介護総合データベースのデータを用いて、在宅慢性疾患高齢者の状態像および状態像別の医療・介護サービス利用のパターンや影響要因を分析することを計画していた。実施した内容は以下である。まず、A県のレセプトデータ全体について入力方法を確認しデータの特徴を把握した。医療・介護サービスの利用やレセプトデータ分析に関する国内外の文献レビューを行った。また、在宅医療の実践家へのヒアリングを行い、慢性疾患高齢者の状態像を把握するためのレセプト項目や分析の枠組みを検討した。これらをもとに、最初の段階として、心不全高齢者に焦点をあて、分析対象となるデータの抽出および分析計画を立案した。抽出されたデータについて、記述統計やクロス集計を行いデータのクリーニングを実施した。今後は、状態像を示す様々な条件別に対象者を分類し、訪問看護の利用状況や他の医療・介護サービス利用との関連、転帰などについて分析をすすめる計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分析するデータの分析計画の立案およびデータ抽出とデータクリーニングに時間を要したため、状態像別の分析はこれからである。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、2022年度に抽出したデータの状態像別の分析を行う。また、在宅慢性疾患高齢者のインフォーマルサービスも含むサービス利用実態を把握するため、質問紙の作成を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は、関連学会への参加費、質問紙調査作成のための書籍代、ヒアリング代を使用予定である。
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