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2023 年度 実施状況報告書

オーラルフレイルに関するプログラム検証ー地域在住高齢者のコホート研究ー

研究課題

研究課題/領域番号 22K11197
研究機関旭川医科大学

研究代表者

山根 由起子  旭川医科大学, 医学部, 教授 (80745282)

研究分担者 西條 泰明  旭川医科大学, 医学部, 教授 (70360906)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードオーラルフレイル / フレイル
研究実績の概要

本研究は、地域在住高齢者を対象にオーラルフレイルに対する本研究で専門家と妥当性を検討した上で決定したプログラムを実施しコホート調査によるアウトカム評価を行う。そして、プログラムによる介入効果を検討し有効性を検証する予定である。
所属大学の倫理委員会の承認を経て、地域包括支援センター、老人クラブ、老人ホーム、地域住民へ研究協力を依頼し、興味を示して下さった方に、研究説明を行い同意が得られた方を対象とした。
データ収集を開始し、2023年12月までに165名の対象者の1回目の測定が終了した。対象となったのは、地域住民、通いの場、老人クラブ、老人ホーム施設入所中の方であった。3か月後の2回目の測定時の脱落者が37名あり、2024年3月までに2回目を測定できた128名が分析可能な対象者である。当初はクロスオーバー解析を予定していたが、数カ月間予定通りできていたものの、途中から、ベースライン後の非介入群と介入群のランダム割り当てが難しい状況となった。そのため、予定していた研究デザインを少し変更し、ベースラインと3か月後の測定が実施できた者を群分けし、非介入群35名、介入群83名のデータを用いて対応のある検定で分析を実施中である。
予定していた対象者の人数より少ないこともあり、2024年3月までに得られたデータ分析を行い、結果の確認をしつつ、研究グループで対象者の人数の追加が必要かも含めて検討する。対象人数の確定後、プログラム効果について分析し、検討する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は縦断研究であり、複数回の測定が必要である。脱落者もいるため、研究対象者が予定の人数には達していない。

今後の研究の推進方策

研究計画はそのまま予定を実施する予定である。
2024年度は主に2023年度に収集したデータを用いて比較分析を行う。対象者の追加についても検討する。そして、最終的なデータ分析を用いてプログラム効果の検証を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究対象者の参加人数が予定より少なかったため、物品費や謝金などを次年度に持ち越す状況になった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 呼吸器疾患患者に関する摂食嚥下と呼吸機能 ―リハビリテーションを考慮してー2023

    • 著者名/発表者名
      山根 由起子
    • 学会等名
      日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 北海道支部学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 地域在住高齢者における摂食嚥下機能とMNA-SFの関連 在宅(居宅)で生活する要介護認定高齢者の横断研究2023

    • 著者名/発表者名
      山根 由起子
    • 学会等名
      日本老年医学会 北海道地方会
  • [図書] 脳神経内科疾患の摂食嚥下・栄養ケアハンドブック 患者・家族とケアスタッフのための手引きとQ&A2023

    • 著者名/発表者名
      山根 由起子(分担)
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      医歯薬出版株式会社
    • ISBN
      978-4-263-26674-8
  • [図書] エビデンスに基づく脳神経看護ケア関連図 改訂版2023

    • 著者名/発表者名
      山根 由起子(分担)
    • 総ページ数
      413
    • 出版者
      中央法規
    • ISBN
      978-4-8058-8824-7

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公開日: 2024-12-25  

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