研究課題/領域番号 |
22K11207
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
津野 陽子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50584009)
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研究分担者 |
渋谷 克彦 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (80752162)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 健康経営 / 生産性 / 健康文化 / 医療機関 |
研究実績の概要 |
病院組織と共同研究が開始となり、研究者と病院組織とで定期的に会議を持ちながら研究遂行できる共同研究体制を整えることができた。今年度内に研究者各大学と病院組織のいずれにおいても研究倫理審査の承認を得、病院組織内では共同研究への職員の同意取得など研究実施の準備が整った。 初年度は、組織にある既存の職員の健康・医療情報の存在状況の確認と研究データとして設定する健康・医療情報を決定し、研究データの収集を行い、研究データの整備ができた。さらに、従業員の生産性と健康文化を測定する職員へのアンケート調査内容を検討し、次年度実施できる準備ができた。 医療機関の組織特性に応じたアウトカム指標は文献レビューを行い、生産性と関連するアウトカム指標の抽出を行った。病院組織のアウトカム指標としてケアの質・患者の安全、転倒・転落、投薬ミス、ヒヤリハット、患者満足度などが抽出されたが、さらに組織レベルと個人レベルでアウトカムを検証していくことも示唆された。共同研究組織と検討し、次年度以降、健康経営の効果測定として測定できるか検証していく。 健康経営フレームワークについては、病院組織を対象とした健康経営フレームワーク案を作成した。これまでの研究成果と病院組織における健康経営の文献レビューから骨子を作成した。今後、本研究において健康課題の可視化、健康リスクと生産性の関連、効果測定、組織特性に応じたアウトカム指標の検討と測定を行い、病院組織における健康経営フレームワークを構築する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
病院組織と共同研究が開始となり、当初計画通り進んでいると言える。研究者間で月1回以上定期的に勉強会を開催しながら進めており、研究成果の確認と進捗管理を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
1時点追加となる2年間の縦断データにより効果測定に関する分析を実施する。生産性指標と従業員視点の健康文化のアンケート調査を対象組織にて実施することで健康課題の可視化、健康リスクと生産性の関連、効果測定を検証する。 継続して研究者と共同研究組織と勉強会や定期的な会議により研究成果の共有や検討を実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
既存データによる分析だったため、アンケート調査は次年度実施となったため調査費用は今年度発生しなかったため。 学会発表もWeb開催だったため旅費がかからなかったため。
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