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2023 年度 実施状況報告書

親子分離が青年期の発達課題である自己概念の形成に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 22K11269
研究機関名桜大学

研究代表者

比嘉 憲枝  名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (40326509)

研究分担者 田場 由紀  沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (30549027)
山口 初代  沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007)
大湾 明美  沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード離島 / 15の島立ち / 子の育ち / 親子分離 / 青年期の自立
研究実績の概要

沖縄県の小離島で高等学校のない離島村の教育委員長や教育委員会職員、村保健師など15の島立ち関係者へのインタビュー記録(継続研究中のデータ)から逐語録を作成し、カテゴリー化して分析中である。結果の傾向として、成人後の帰島の有無にかかわらず、島の外からでも島を支える人材として子を捉えていること、各島の15の島立ちを見越して島の子としてのアイデンティティを育むかかわりのユニークさ、沖縄県内だけでなく島の地理的な利を活かしたアジア諸国との交流で国際的な視点を育むかかわりなどが見られた。一方で島立ち後の高等学校等とのネットワーク構築の課題などが明らかになりつつある。また、日本国内の親子関係研究に関する文献検討、日本国内の青年期の自立(自律)に関する文献検討、児童・生徒の育ちと地域ネットワークに関する文献検討を継続中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

公布が決定(2022年6月)する4か月前に交通事故の被害者となり休職となった。2022年5月末に産業医と主治医の指示のもと、時短勤務で復職したが、その時から現在にいたるまで主治医および産業医、安全衛生委員会の指導に沿って、勤務時間や時間外勤務の禁止、出張および学会参加の制限など就業制限と服薬治療を続けている。また集中力が途切れ心身のバランスを崩すことが多く、計画通りに研究を進めることは困難であった。

今後の研究の推進方策

主治医と産業医と相談し服薬治療を続けて心身のバランスを大きく崩すことがないように注意して、共同研究者と調整しつつ研究を進める。小離島をフィールドにしているため、移動手段が船に限られる場合があり、疲労が蓄積しやすい。体調によってはICTを活用したインタビューを検討する。

次年度使用額が生じた理由

今後も主治医と産業医と相談しつつ服薬治療を続けながら、共同研究者と調整しつつ研究を進める計画である。

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公開日: 2024-12-25  

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