研究課題/領域番号 |
22K11275
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
佐々木 詩子 人間環境大学, 看護学部, 講師 (90814286)
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研究分担者 |
篠崎 惠美子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (50434577)
原 好恵 人間環境大学, 看護学部, 講師 (20441397)
肥後 恵美子 人間環境大学, 看護学部, 准教授 (50457933)
奥村 茂夫 人間環境大学, 看護学部, 助教 (80849414)
為永 義憲 人間環境大学, 看護学部, 助教 (10802639)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 訪問看護師 / 臨床判断能力 / 教育プログラム / 小規模訪問看護事業所 / スマートグラス |
研究実績の概要 |
1年目の2022年度は、第1研究として、新任訪問看護師教育(臨床判断能力)の現状と課題を明らかにするために、「小規模訪問看護事業所におけるOJTとICTによる臨床判断能力教育プログラムの開発―予備調査―」を実施した。 臨床判断向上のための教育方法を検討するために、A県訪問看護事業所における「訪問看護師が抱いている臨床判断を行う上での困難」、「臨床判断能力向上に向けた教育ニーズ」、「事業所の規模による違いの有無」を明確にすることを目的に、自己記入式質問調査(アンケート調査)をA県訪問看護事業所の訪問看護師(200名)と訪問看護事業所の管理者(150名)に対し実施した。管理者への質問内容は、事業所の規模と特徴、利用者の特徴、臨床判断に関する教育の現状(有無と具体的な内容)、外部の上級看護師による教育の希望の有無。訪問看護師への質問内容は、対象者の基礎情報、訪問看護師が感じている臨床判断に関する困難、外部の上級看護師から受けたいと思う内容で、データを収集した。現在、その結果を分析中である。 また、A県のB小規模訪問看護ステーションでの管理者と訪問看護師スタッフに、教育の視点で困っていることなどヒアリングと同行訪問を実施し、課題の明確化と教育内容の検討を始めている。同行訪問ができない場合のツールとして、スマートグラスの購入をした。現在は、そのスマートグラスの設定と使用方法を習得している。 2年目の2023年度は、B小規模訪問看護ステーションで実施する教育内容や教育方法を実装して構築していく。又、ICTとしてスマートグラスの効果的な活用法も検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1年目の2022年度は、第1研究として、新任訪問看護師教育(臨床判断能力)の現状と課題を明らかにするために、「小規模訪問看護事業所におけるOJTとICTによる臨床判断能力教育プログラムの開発―予備調査―」を実施し、A県訪問看護事業所における「訪問看護師が抱いている臨床判断を行う上での困難」、「臨床判断能力向上に向けた教育ニーズ」、「事業所の規模による違いの有無」を明確にするために現在分析中である。 また、A県のB小規模訪問看護ステーションでの管理者と訪問看護師スタッフに、教育の視点で困っていることなどヒアリングと同行訪問を実施し、課題の明確化と教育内容の検討を始めている。同行訪問ができない場合のツールとして、スマートグラスの購入をした。現在は、そのスマートグラスの設定と使用方法を習得している。分析・考察がやや遅れてはいるが、2年目の予定で行うB小規模訪問看護ステーションでの話し会いを始めているため、総合的にみて、概ね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
2年目の2023年度は、B小規模訪問看護ステーションで実施する教育内容や教育方法を実装して構築していく。又、ICTとしてスマートグラスの効果的な活用法も検討していく。 第1研究で得られた結果と、訪問看護事業所の教育担当との話し合いで教育内容を検討する。その後、教育介入として、大学教員が、1回/1~2週の頻度で訪問看護師との同行訪問又はPhysical Glassesを使用しOJTを3か月間実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
記入必要なし
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