研究課題/領域番号 |
22K11276
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
山縣 恵美 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (30570056)
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研究分担者 |
渡邊 裕也 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (70644376)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 高齢者 / 介護予防 / ICT |
研究実績の概要 |
コロナ禍で長期化する自粛生活は、高齢者の生活を一層不活発にさせ、フレイルや要介護状態の発生を助長させると危惧されている。このような健康二次被害を防ぐため、新しい生活様式に対応する介護予防支援の検討が急務である。本研究の目的は地域高齢者を対象としたオンライン体力測定会の有効性と汎用性を明らかにし、ICTを活用した介護予防支援方法を提案することである。 今年度は、まず地域で対面で行われている介護予防教室を見学した。対象とした教室は、NPO法人元気アップAGEプロジェクトが開催している元気アップ体操教室であった。この教室は、体操や筋力トレーニングを主とした90分の内容で、研修を受けた地域住民(介護予防サポーター)によって運営されていた。コロナ禍においても、換気、人と人との距離の確保、手指消毒の実施、椅子や物品などの消毒の実施といった感染予防対策を徹底し、運営を継続されていた。参加高齢者は、以前から継続的に参加している者も見られたが、一方で、コロナ禍で体力低下を自覚したことをきっかけに教室に通うようになった者も見受けられた。 また、毎年開催している40歳以上の地域住民を対象とした体力測定会を今年度も開催した。少しずつ新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いてきた時期であったこともあり、対面開催とした。会では体力測定と質問紙調査を実施し、質問紙には、ICT活用状況についての調査も含めた。現在地域高齢者のICT活用状況について分析を進めているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究参加者のリクルート等の計画遂行が困難な状況であったため
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の5類移行を控え、社会的に感染予防行動が少しずつ緩和されつつある中で、高齢者の生活状況の変化やICTの活用状況なども含めて調査をしていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の流行状況等により、研究計画が当初より遅れているため、次年度使用額が生じた。次年度は、引き続き調査の実施、分析を行い、その結果を国内外の関連学会での発表や論文としてまとめていく。そのため、研究費は調査実施にかかる諸費や論文投稿費、学会発表のための旅費として使用する。
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