研究課題/領域番号 |
22K11280
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
児玉 豊彦 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (10549166)
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研究分担者 |
長谷川 明弘 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (10387350)
橋本 健志 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60294229)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 自殺予防 / ICT / パンデミック / 生きづらさ |
研究実績の概要 |
具体的な地域活動の現状を把握するため、関西学院大学の小児保健の研究者が実施している病気や障害のある子どもとその家族の支援活動に参加し、その中でファシリテーターを務めた。生きづらさを抱えた当事者の思いだけでなく、家族への支援の重要性も改めて明らかになった。またこの支援活動は対面とオンラインのハイブリッドで行われており、その運営のノウハウの知識も新たに得ることができ、オンラインサロン運営の参考にもなった。これらの地域活動においてのSNSの活用の有効性についても知見を得た。 さらに、自治体の障がい者施策推進協議会および障がい者就労部会にも参加し、障がい者支援施設スタッフや、学校関係者、障がい者を雇用している事業所など、様々な分野の関係者から、障がいによって生きづらさを感じている人への地域活動の実践について意見を聞くことが出来た。 また、過去に行ったCOVID-19感染症流行が児童発達支援および放課後等デイサービスを利用している児童の精神状態に与えた影響の調査結果について学会発表を行い、論文投稿の準備を進めている。 これらの経験から得た知見をもとに、今後具体的な地域活動につなげその効果を評価していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属が8月に変わったため、新たな大学に着任後に新たな環境で研究体制を構築せねばならず、その分研究の進捗が送れた。現場での活動経験は得られたが、そこで得た知見を今後の研究活動に活用する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
地域活動の計画立案 活動の実施 研究データの収集・分析
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次年度使用額が生じた理由 |
本来であれば当該年度は、地域活動とオンラインサロンの運営を行う予定であったが、研究代表者の所属先が変更となったため、新たな職場での身辺整理等に時間をとられ、予定であった研究活動が実施できなかったことに加え、前年度からの繰り越しの予算もあった事が、次年度使用額が生じた理由である。 今後の使用計画は、前年度実施できなかった研究計画を実施し、その中で予定していた地域活動とオンラインサロンの運営にかかる費用に充てる。
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