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2022 年度 実施状況報告書

「主体性」が中途障害者の生活を改善させる ―主体性評価に基づく関わり方の効果―

研究課題

研究課題/領域番号 22K11319
研究機関昭和大学

研究代表者

和田 真一  昭和大学, 医学部, その他 (30366504)

研究分担者 岩屋 毅  昭和大学, 医学部, 特別研究生 (80934273)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード主体性 / 中途障害者 / 生活期 / 脳卒中 / リハビリテーション
研究実績の概要

福祉の自立訓練事業所や医療機関に協力いただき、「主体性回復段階評価票」を用いて実際の症例の評価を試みるパイロット研究をおこなった。本研究をおこなうための調査実施上の問題点の抽出・修正をしている。
脳損傷の生活期患者のICF全体を評価できるアウトカムになり得るMPAI-4を原著者Dr. James F. Malecから翻訳の許可を得て、正式な手順を踏んで翻訳を進め、日本語版を作成した。MPAI-4日本語版は2022年12月14日からCOMBI (The Center for OutcomeMeasurement in Brain Injury)のWebサイトに公開(無料)されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

パイロット研究の結果を踏まえ、毎月の研究会議で修正案を検討している。アウトカム指標としてのMPAI-4日本語版の妥当性検討も進めている。

今後の研究の推進方策

修正した評価票で再びパイロット研究をおこない、評価票を検証する本研究へ進んでいく。

次年度使用額が生じた理由

パイロット研究成果の整理と評価票の修正をおこなうリモート会議が中心であったため、研究費の使用額が低く抑えられた。会議では、1.「主体性回復段階評価のパイロット研究」データのまとめ、解釈を共有した。2.評価を付けやすい修正案を検討した。3.「主体性評価方法」の今後の方向性と修正の議論をした。この議論によって、評価票を多施設で評価ができる形に整えており、現在、修正版をパイロット研究参加施設で試用中である。今後、修正した評価票を元に本研究をデザインし、次年度以降に多施設参加で評価票の信頼性・妥当性を検証していく。

備考

Mayo-Portland Adaptability Inventory (MPAI-4)は、後天性脳損傷(脳外傷や脳卒中など)の生活期に重要で頻度の多い後遺症が網羅されたスケールです。原著者Dr. James F. Malecから翻訳の許可を得て、正式な手順を踏んでMPAI-4日本語版を作成しました。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [学会発表] 在宅で活きるコミュニケーション技術 主体性を引き出すコミュニケーション 自分らしい生活の再構築へ2022

    • 著者名/発表者名
      和田真一
    • 学会等名
      第4回日本在宅医療連合学会大会
  • [備考] メイヨー・ポートランド適応尺度 (MPAI-4)日本語版スコアシート

    • URL

      http://www.tbims.org/combi/mpai/Japanese/MPAI-4(scoring%20sheet)%20Japanese.pdf

  • [備考] メイヨー・ポートランド適応尺度 (MPAI-4)日本語版マニュアル

    • URL

      http://www.tbims.org/combi/mpai/Japanese/MPAI-4(manual)%20Japanese.pdf

  • [備考] Outcome Measurement in Brain Injury: MPAI-4

    • URL

      http://www.tbims.org/combi/mpai/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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