研究課題/領域番号 |
22K11335
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
津田 英一 弘前大学, 医学研究科, 教授 (00361014)
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研究分担者 |
掛田 伸吾 弘前大学, 医学研究科, 教授 (30352313)
石橋 恭之 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80292142)
和田 簡一郎 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (20431447)
熊谷 玄太郎 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (90529679)
藤田 彩香 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (20419972)
松田 尚也 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (30587663)
前田 和志 弘前大学, 医学部附属病院, その他 (00940975)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | リハビリテーション / ロボット / 脊髄損傷 / 歩行 / 神経ネットワーク / MRI |
研究実績の概要 |
6か月以前に発症した脊髄・脊椎疾患により脊髄症状が残存している10例(頚髄損傷5例、頚椎OPLL術後2例、頚椎脊髄症1例、胸髄黄色靭帯石灰化症1例、胸髄腫瘍1例)を対象として採用した。無作為割付により5例を前半3か月のロボットリハビリテーションおよび後半3か月の従来のリハビリテーション、5例を前半3か月の従来のリハビリテーションおよび後半3か月のロボットリハビリテーションの2群に割り振った。それぞれのリハビリテーション前後で以下の項目について評価を行った。 ①神経学的所見(筋力測定、知覚評価、深部腱反射、重症度分類AIS)、②ADL評価(Barthel Index、Functional Independence Measure)、③患者立脚型評価(SF36、EuroQOL-5D)、④歩行評価: 10m歩行テスト(歩行速度、歩幅、歩行率)、2分間歩行テスト(歩行距離、modified Borg scale)、WISCI II、Gait Abnormality Rating Scale(GARS)、④歩行解析(3次元動作解析システムを使用し歩行動作を記録し、体幹、股関節、膝関節、足関節のキネマティクスを専用ソフトウェアで解析)、⑤筋電図検査(大殿筋、中殿筋、大腿四頭筋、ハムストリング、前脛骨筋、下腿三頭筋の筋活動を表面筋電図で記録し、標準化した筋活動量を算出)、⑥MRI検査(3T MRI装置を用いて3D-T1WI、DTI、SWI、rs-fMRIの各画像を撮像)。 これまでに10例中8例については全てのリハビリテーションおよび評価を完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
目標対象数は4年間で30例であり、初年度としては予定通りの対象数を獲得できた。全てのリハビリテーションおよび評価は順調に実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
全てのリハビリテーションおよび評価を完了した8例についてはデータの解析を進める。現在実施中の2例については研究プロトコルに沿ってリハビリテーションおよび評価を進める。目標対象数に達するまで対象症例の獲得を継続する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度は既存のパーソナルコンピュータ、デジタルスティルカメラ、デジタルビデオカメラを利用できたため、購入を次年度以降とした。高解像度モニターの購入はMRI画像の解析が本格化する次年度以降とした。
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