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2022 年度 実施状況報告書

ニューロフィードバックが軽度認知障害高齢者の認知機能改善に及ぼす効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K11380
研究機関東邦大学

研究代表者

山口 哲生  東邦大学, 医学部, 准教授 (70464592)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードニューロフィードバック / 高齢者 / 軽度認知障害(MCI) / 脳波 / 認知機能 / ワーキングメモリ
研究実績の概要

本研究では,SMR波(12Hz-15Hz)の振幅を強化,θ波(4Hz-7Hz)の振幅を抑制するニューロフィードバックが軽度認知障害(MCI)高齢者の認知機能に及ぼす効果を検討する。ニューロフィードバックの効果を測定するためにMCI高齢者を介入群と対照群に割り付けて,①定量的脳波検査(Quantitative Electroencephalogram; qEEG),②ADAS-Jcog,③簡易型認知機能検査(MMSE)をニューロフィードバック介入前後で実施する。1回20分のニューロフィードバックトレーニングを10セッションおこなう。本研究において,ニューロフィードバックがMCI高齢者の認知機能の向上に効果を示すことが明らかにできれば,リハビリテーション,老年心理学,予防医学等の分野において応用が可能である。また,本研究の結果は,超高齢社会に突入している我が国において,高齢者における認知症の予防に貢献することが期待できる。
本年度は上記計画のもと研究を進める予定であったが、COVID-19の影響により、高齢者を対象としたデータの収集が困難な状況であったため、研究開始が大幅に遅れた。また、購入予定であったニューロフィードバック機器の価格上昇により、当初予定していた機器の購入を見送り、代替機の購入を検討する必要があったため、これも研究開始が遅れる要因となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度はCOVID-19の影響により、高齢者を対象としたデータの収集が困難な状況であったため、研究に大幅な遅れが生じている。また、購入予定であったニューロフィードバック機器の価格上昇により、当初予定していた機器購入を見送り、代替機の購入を検討する必要があったため、予定通り研究を開始することができなかった。

今後の研究の推進方策

COVID-19が5類へ移行したため、令和5年度は当初の予定通り、MCI高齢者を対象にデータを収集を開始する。また、ニューロフィードバック機器については、代替機を探し購入する。

次年度使用額が生じた理由

購入予定であったニューロフィードバック機器が為替レート等の影響により価格が大幅に上昇したため、購入を断念せざるを得なかった。令和5年度は予算内で購入可能な代替機を探して購入予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ADHD児に対する家庭におけるニューロフィードバックの効果2023

    • 著者名/発表者名
      田崎美弥子、山口哲生、高野隆司、良峯徳和
    • 学会等名
      臨床ニューロフィードバック研究会

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公開日: 2023-12-25  

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