研究課題/領域番号 |
22K11563
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
菅野 慎太郎 日本大学, 松戸歯学部, 兼任講師 (70779884)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | メンタルヘルスリテラシー |
研究実績の概要 |
本研究は、大学生版のメンタルヘルスリテラシー尺度を作成し、大学生のメンタルヘルスリテラシーに関する実態を調査することを目的としている。今年度も大学生版メンタルヘルスリテラシー尺度を作成するために、メンタルヘルスリテラシーについて質問紙調査およびアンケート調査を実施している文献を収集し、質問項目抽出のための文献レビューを実施した.今年度は国外論文にも焦点あてて文献レビューを行なった。その結果、O'Connor & Casey(2015)によって作成されたThe Mental Health Literacy Scale(MHLS)において、信頼性および妥当性が確保されたMHLの6つの要素に対応した6因子35項目の尺度が確認できた。また、O'Connor & Casey(2015)のMHLSに基づいて、日本語版MHLS(ikeyama et al, 2022)についても開発されている。しかし、これらの尺度については対象者が心理学系の大学生であったり、医療分野の大学生・大学院生によって信頼性と妥当性を確認しているため、大学生全般を対象とした調査を行う際の懸念点である。そのため、これらの尺度の質問項目を参考にしつつ、これまでレビューした尺度も踏まえながら、尺度開発を行うことの必要性が考えられた。今後は、尺度開発および実態調査のための準備を進めていくため、本レビューの結果を踏まえた質問項目の選定を実施していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は国外論文に焦点を当てた文献レビューに時間を要してしまい、尺度開発までに至らなかった。 今後は尺度開発のための予備調査と本調査の実施する計画のため、遅れている分の計画を再考し進めていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
今後は尺度開発および実態調査のための準備を進めていく。 まずは、研究協力者とのディスカッションを通して、レビューに基づいた調査項目をまとめていく。その後、調査に関する倫理審査を受審し、調査開始の準備を進めていく。調査においては、対象者の偏りをできるだけなくすため、他大学や他の部科校への調査を念頭に進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度も文献レビューを中心に研究を展開されたため、購入する物品が特に生じなかったことが理由である。次年度は調査にかかる費用が生じることが推察されるため、次年度の予定としては、分析用のPCの購入および研究発表における旅費に充てていきたい。
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